声をかけると着物はビショビショ。ガタガタ震えてパニック。通りかかる車もまばら >> 携帯電話が普及していな時代、嫁さん不安だったろう
引用元: ・http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/tomorrow/1390920950/
たいした出来事があったわけじゃないけど
市の成人式に出席したんだけど、大雪だったので
自分の車では行くのが厳しいかなって事で
親父の車(4WDのスタッドレス付)で会場入りしたのね。
実際大雪のせいで参加者も少なかったんだけど
一通り式典も終わり、本来は友達とかとどこか繰り出したかったけど
流石に今日は早めに帰らないとマズイなって事で帰路についたわけ。
(今でこそ成人式って次の日休みだけど当時は次の日休みじゃなかったってのもある)
自分の住んでる市は普段雪とか殆ど降らない市だったから
彼方此方(あちこち)で走行不能になってる車が放置されてたりって状態だった。
で、走行中に前方を見ると確実に成人式帰りの女の子が
何やら車の外に出てタイヤのところを覗き込んでる。
路肩にも寄せ切れてないし、結構危なっかしい感じだったので
車を追い抜いた所でハザードをつけて停車して声をかけたんだ。
103: 名無しさん@お腹いっぱい。 2014/02/13(木) 15:33:33.68
声をかけてみると既に着物はビショビショ。
ガタガタ震えてるし、軽くパニック状態。
何とか落ち着かせようと会話を続けたところ
どうやらチェーンが外れてタイヤの内側に絡まってしまい、
走行出来なくなったらしい。 (チェーンが一部切れてた)
当時はまだ携帯電話なんて普及してなかったし
通りかかる車もまばらな状態で、
しかもガソリンが少ない状態だったので
死んじゃうかと思ったぁ!!!と号泣の嫁。
自分はとりあえずタイヤ交換とかは慣れてたので
嫁を自分の車に非難させて、
ジャッキアップしてタイヤを取り外す作業をしたんだけど
思った以上にチェーンが複雑に絡んでしまっていて悪戦苦闘・・・
途中手が千切れてしまうんでは??って位冷たくて痛くて諦めかけたんだけど
ふと自分の車を見ると後部のガラスから心配そうに見つめてる嫁の姿w
こりゃ意地でも何とかしなきゃって事でスーツがドロドロになるのも覚悟で
1時間くらいかけて何とかチェーンの残骸を外し終えた。
で、外したは良い物の片方しかチェーンを巻いていない車では走行不能なので
嫁さん乗せて近くの(って言っても10キロ位離れてる)
オートバックス行ったんだけど、
やはりと言うか嫁さんの車のサイズのチェーンは、
売り切れで売ってなかった。
仕方が無いので車のところに戻って、内側に張り紙をして
何とか片側チェーンの状態で数メートル移動させてから
嫁を自宅まで送り届けたわけ。
嫁さんの実家着いたら家族が心配して出て来てくれたんだけど
嫁の心配よりも俺の心配してくれて
(確かにスーツドロドロだったし、俺自身もガタガタ寒さで震えてた)
でも恥ずかしいから、当たり前の事しただけです!って強がって
その場からさっさと退散しちゃったんだw
俺も自宅に帰ったんだけど、ドロドロの姿の俺を見て家族ビックリ。
母親からは折角の一張羅を!!って凄い怒られたけど
親父からは良くやった!それでこそ一人前の男だって褒められたw
ただ、この時点で気付いた。
俺・・・連絡先とか聞いてないw
大失敗した。
次の日出勤で、会社が終わった後、
気になって現場を通ったけど、嫁さんの車は無かった。
無事に車で帰れたんだな~良かった良かったって事で、
話は終わるはずだったんだけど・・・
あくる日、
仕事が終わって帰宅すると親父から助けた女の子から連絡が有ったと報告が。
親父の車の中に車の駐車許可証(親父の会社の)が貼り付けてあり
会社に連絡をしてきてくれたとの事。
週末になって、お礼がしたいとの事で嫁と会う事になった。
当日会うと、成人式の時は気にする暇が無かったけど、
結構自分の好みの女の子。
スーツ代を弁償するとか言ってきたけど
受け取れない→困ります→受け取れないって・・・→困ります
の押し問答を繰り返した後に
そこまで言うならクリーニング代だけもらって(スーツ代自体を払おうとしてたので)
その分新しいチェーンかスタッドレス買う事にしてよw
てな話で何とか押し切った。
この時点で嫁にやっと笑顔って言うか・・・緊張感が溶けて来た感じだったので
そう言えば時間も時間でお腹減ったし、良かったらどこか食事でも行く?
と、お誘いをかけてみた。
近くのレストランに移動して、色々話をしてみると、嫁さんかなり俺のツボ。
話し方とか話の内容とか面白いし、やっぱり顔も俺好み。
さらに驚愕の事実で、嫁さんの親父さんは俺の親父と同業種で
会社自体は異なるが何度か会った事も有ると判明。
趣味も俺がスキーで嫁さんがスノボと言う事で会話もはずみ、
スノボにも興味があったので今度教えてよ→OKとの流れに。
そこからはとんとん拍子で、一緒にスノボ(最初は日帰りだったけど)行ったりで
俺から告白してOKをもらい
俺と嫁さんの親父さん同士も業務とかの事で懇意になり
付き合って1年後にすんなり婚約と同棲の許可をもらって
2年後に結婚しました。
うちの親は、俺があの車買ったから嫁さん見つけられたんだ
良かったな!がははは!
とか笑ってるけど、そもそも親父の車のスタッドレスを買ったのは俺だw
母親は母親で、結婚式のウエルカムボードの横に
その時のスーツと着物を飾りなさい!と言う暴挙にw
(クリーニングには出した物の、やはりスーツも着物もダメになってた)
結婚式の馴れ初めのスピーチでは、
スーパーマンやら王子様扱いで語られて物凄く恥ずかしい思いをしました。
そして現在は一男一女の家庭で、年に一度はスキースノボ旅行に出かける
仲良しな家庭って感じです。
そこまで書いたからには、ここはひとつパルプンテ唱えてもげてきて欲しい。