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嫁は自宅から大学に通ってた。特別に金持ちとかそんなじゃないけど、中流の上くらいの家庭といっていいかと。俺と嫁のデートって、他からすると外泊の数が異常に多いんですね。
引用元: ・http://www.logsoku.com/r/2ch.net/tomorrow/1260104723/
知床のウニで嫁を釣った話の続きです。
俺が就職したあとは、長い日数でのトレッキングは無理で、街中でのデートの割合も増えたのは当然っちゃあ当然。
嫁からのリクエストは週末の日帰りや1泊で自然、生物、野外活動系が多かった。
思えばウニと北海道への憧れから、よくよくハマったもんだよねえ。
こうと決めたら突き進む性格で、義理で俺の趣味に合わせてるんじゃなしに本人やる気満々だった。
大学の友人との付き合いより俺を優先してくれたのも嬉しかった。
じゃあ順調かというと調子に乗りすぎていて手抜かりがあった。
結婚するなら別だが、彼氏になるのに彼女の両親に許可まではとらんよね?
俺も嫁の両親なんてさっぱり念頭になかったし、そこが学生のというか俺の気配りの足りないところでもあった。
つづく
嫁は自宅から大学に通ってた。
特別に金持ちとかそんなじゃないけど、中流の上くらいの家庭といっていいかと。
俺と嫁のデートって、他からすると外泊の数が異常に多いんですね。
親からすればそりゃ心配するわな。
ラブホもテントも男と泊まれば一緒だもんね。
嫁も最初のうちは疚しさがあって親には「友達と旅行」なんて適当なこと言ってたんで、状況が白日の下にさらされると、よけいにややこしいことになった。
そんなわけで嫁母は、まだ会わないうちから俺への悪印象をどんどん膨らませてたわけですよ。
高校までは茶道を嗜んでた娘が、大学はいったとたんに泥まみれで風呂にも入らん
遊び覚えて男と1年で外泊60日!
お義母さん、心中お察し申し上げます。俺の言うことじゃないがな。
それに加えていわゆる「街育ち」の人だから、アウトドア趣味に興味もない。
価値感において絶望的な齟齬がある。
つづく
待ってたよ
つ円
そうとは知らない俺が明るく無邪気に「お嬢さんにはお世話になってまーす」って訪ねてきたからもうね。
でも言葉や態度にトゲを生やしまくって質問攻めにあった。
箇条書きで要約する。
1.あんたが嫁子をおかしな世界に引っ張りこんだ犯人なんだな。
2.深夜まで嫁子連れ出して「夜光虫見てました(本当です)」って言い訳か?でなきゃ変人かあんたは。
3.嫁子の誕生日にプレゼントがナイフ(G・サカイのトラウト&バード)って何だよ。どんだけ物騒なもの娘に渡してんだ、あんたは。
4.そんなに遊んでお金遣ってばっかりで仕事はできてるの?
こんな言い方はしてないです。
普通に礼儀正しく娘を心配してるだけ。念のため。
ただトゲがあるトゲがある。
知床で殺しまくったウニの怨霊かっていうくらいトゲがあって、ああ歓迎されてないなと猿でもわかる。
反論はある。ナイフの件とか「お金遣い放題」のとことか。
でもこういうのは説得して論争に勝ってもたぶん意味ないんで、嫁と2人でショボーンとしながら俺が新卒入社1年目、嫁は大学2年生、先は長い。
気長に行こうと励ましあうしかなかった。
つづく
長くなるけど一例を挙げておきましょうか。
デートは山菜採りで、嫁両親へのお土産はタラの芽というケースですな。
嫁母はもちろん「タラの芽が人気のある山菜で食べられる」ことはご存知。
しかし同時に「そんな雑草みたいなもの、わざわざ採って食べるほどでは」とも思ってる。
むしろ「山菜はいいけど、あなたたち、虫を捕って食べたりするの?」って斜め上の心配されたりして。
「まさか。ゲテモノ趣味じゃないんですよ」ってせっかく俺が笑って流そうとしてると嫁が「でもお母さん、蜂の子食べるところもあるんだよ」なんて空気読まない発言をする。
そういうこというから俺たちが飯代わりにイナゴとザザ虫常食してるみたいに思われるんだって。
そこを乗り切って嫁がタラの芽の天麩羅をつくると、嫁父が大喜びで食うわけです。
嫁父はこういうの好きで「旨い!」と大絶賛、嫁誇らしげで俺も一安心。
と思うと、食べない嫁母が孤立無援で不機嫌そうな顔になってる。やばい。
「お義母さんに申し訳なかったです」と嫁父にヒソヒソいうと嫁父がでかい声で「味のわからん人はほっといていいよ、俺くん」
わははじゃないだろ、火に油注いでないであんたもフォローしろ、嫁父。
嫁母が悪人なら正面から敵対もするんだけど、そうでないから気がとがめて胃が痛かった。
つづく
対策は思いつかなかった。
いっそ趣味を変えるかとまで思ったけど、そこまでしなくてもと嫁が反対するし。
嫁母のトゲを抜いていく作業が、俺たちの婚活のすべてだった気さえするw
とりあえずは「仕事まじめにやってます。収入も増えてますよ。嫁子さんのために貯金もしてます」と地道にアピール。
さらに別方面から機嫌とって手なずける。
まず嫁が茶道を再開して、母親とのコミュを増やす。
さらにウニで釣られた嫁の母親だからして、遺伝子的に食い物で釣るのがいいだろうと企んで、お土産を茶道でつかう和菓子中心にする。
もともと釣った魚や掘りたてアサリは喜んでもらえてたんで、それと二本立てで。
魚も捌くのが苦手な嫁母のために、俺のアパートで捌いてから持っていく。
これだと内臓やウロコの生ゴミでないから。
間違っても「雑草」を食わせようとしない。
「雑草」は嫁母に隠れて嫁父だけにこっそり食わせる。
そうしておいて徐々に慣れさせる。
というかせめて家族が食うのは諦めていただく。
「しかたないねえ。ほかにいい人もいないし」と苦笑しながら婚約を認めてもらったのはそれから5年後の話です。
つづく
諦めてくれるまで待ち続けるのが正解だったw
「もう、あなたたち、食べ物集めてくるのほどほどにしてよ。貧乏してるみたいでみっともないよ」
「いやいや、食い物探しはおまけなんです。外で遊ぶのがメインなんで」
「縄文時代ならもうちょっと出世したよね、俺さん」
「それなら出世頭は嫁子でしょう。あれは天才ですよ」
「わたしはちゃんと現代人に育てたのw」
「お言葉ですがね、お義母さんのつくる刺身はどうみても縄文料理ですw嫁子見習ってくださいよ」
ここまで軽口がたたけるようになっただけで上出来といえる。
最初に嫁に惚れたときの「こいつこそ一生ものの相棒だ」という思いは、恋愛で血迷った妄言だったかもしれんが、それがぶれなくて結婚まで行ったので、間違ってなかった。
今はアウトドアは休止状態で、仕事と育児疲れで休日は交替で倒れてることが多いw
子供たちに押し付けてはいかんだろうけど、自然や生き物の好きな子に育ってほしいと思ってる。
昔みたいには無理だけど、嫁にも野生の炎をもう一度燃やして欲しい。
なんだかんだで嫁の笑顔には緑の景色と鳥の声が似合うと思うんだ。
以上、お粗末様です。
いやお前ら待てよ一番大事な事が書いてないだろ
>>223
初体験はテントですか?青缶ですか??
kwsk書け
いや後生だからお願いします
読んでくれてありがとう。
ちょっと美しく書きすぎたけどね、でもあんまり葛藤書くと嫁母が悪人に見えちゃうんでw
少し子離れしたがらないところはあっても、面倒見のいい楽しい人ですよ。
嫁子と一緒にやってた茶道を、俺のせいで嫁子が一時やめちゃったんで、それで不機嫌になったところもあったと思う。
嫁父は「嫁子の自覚にまかせとけ」という人なんで、頼りにしてました。
嫁母が潔癖症でホコリっぽい食べ物嫌いなので、夜店のイカ焼きとかに内緒で付き合わされたりしました。
嫁「俺先輩の良さを説得してわかってもらおう」
俺「どうにかして早急に八方丸く収めよう」
嫁父「結婚なんて先の話なんだし、そのうち折れるから気にするな」
嫁父が大正解ってとこですね。
俺の両親が飛行機の距離にいるので、今でも何かあれば近くの嫁両親を頼らざる得なくて、登場人物もそれに沿ってます。
>>233
クリスマスに告白した後、離れがたくて俺のアパートに連れ帰って泊めました。
テントや外では経験ないですねえ。やる気もせんですが。風呂ないしw
なかなか大変だったんだなぁ
つか、嫁も嫁父も空気読めなさ杉wwww
まあ幸せそうで何よりだ
嫁実家と仲がいいってのはいいね
乙
読みやすい文章で一気に読んでしまった。
正直感動した
嫁子さんも素直で素敵な人だと思うが 、俺的には空気読めない嫁父氏が最高だったw
378氏ありがとう、いい話を聞かせてもらったよ
奥さん大切にな。
スーパー寄って帰る。
378氏の話はイイ話なんだが、ハラ減って困る。