父方の祖父のお通夜に召集がかかった一人暮らしの社会人の俺、親父は4男で都会に出てたからあまり意識しなかったが、祖父は田舎の旧家で結構な名士だったようだ。
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父方の祖父のお通夜に召集がかかった一人暮らしの社会人の俺、親父は4男で都会に出てたからあまり意識しなかったが、祖父は田舎の旧家で結構な名士だったようだ。
人が沢山なのと遅れてきたために近しい親族の部屋にいる自分の家族と合流できずにご近所さんを主に集めた部屋に俺は一人座って居た。
セーラー服の上から割烹着を羽織り、肩ぐらいまでの黒髪を無造作にまとめて三角巾をつけてた(調理実習スタイル?)嫁は、その部屋担当の給餌掛かりで、仕出弁当やお酒を振舞うため独楽鼠のように忙しく働いていた。
嫁は見慣れない顔の俺にお茶を注ぎに近付いた際に探りを入れて来た。
後で聞くと葬式泥棒かも知れないと思ったそうだ。
嫁「今日はお一人でお見えになられたのですか?」
俺「父親達とここで一緒になる予定だったんですが、、」
嫁「…失礼ですが、どちら様です?」
俺「四男の次男で俺男と言います」
嫁「ああ、俺男さん、、四男さんご家族は別の部屋にみえられてます」
俺「…すみません」
そういって俺を先導して親族部屋に案内する嫁は、さっきまでの大人びた態度ではなく、アヒル口になりながら、批難めいた口調で
嫁「何で座る前に名乗ってくれなかったんですか?」
俺「あ、不味かったですかね?」
嫁「…」
気不味い空気に絶えられないのとお手伝いの娘の割には、主催者のように挨拶をしまっくってた嫁の素性が気になってたので
俺「失礼ですが、どちら様です?」と同じ質問を逆にした。
嫁「・貴方の叔母ですよ、、、こちらです」
嫁はそう言って親族部屋の前で踵を返した。
親父は確か末っ子のはず?
親父の男兄弟は全員結婚していて離婚も死別もしてないから、若い高校生の嫁なんか居ないはず?
?マークをいっぱい出しながら、後ろ姿の嫁のふくらはぎ辺りを見詰めていた。
答えを言えば、
嫁は祖父の後添えの連れ子で養子縁組してなかったから正式な叔母じゃなかった。
都会に出てきててよかったな。
>>120
まぁ、付合いが薄いのがいいと嫁と嫁母はよく言うね、俺は元々都会っこだから、あまりよく分からん。
海外挙式もその流れなんだ、、兄嫁のアイデア。
親父の話では嫁親子は、まだ悪く言われてるようだ。
一回、嫁母が墓参りを拒否された時に俺も切れてしまった。
だから、親戚付合いは親父と兄貴に任せてる。
ちなみに墓参りには時期をずらして隠れて行っている、嫁母の希望。
俺は親父に連れられ祖母が生きているうちに何度か遊びに行ったが最後は小学校低学年。
その後艶福家と言えば聞えが良いが祖父は未亡人になっていた元部下の嫁母と関係を持った。
そして周りから「ボケてる」「自分の子供より若い女の言いなり」等と反対を受けながら結婚。
その際に嫁を養子にしないとか祖父の遺産分割の割合など細かく決めたそうだ。
そんなだから家を仕切る跡取りの長男一家と離れに隔離された嫁母子とは微妙で
嫁に言わせると祖父の愛人とその子という扱いだったらしい。
喪主は長男だった。
そういう事を葬式の後親父から聞いた。
嫁親子は長男嫁にかなりいびられていたと。
で、何となく嫁が気になってというか、じわーと来る一目ぼれした俺は49日の法要に参加することにした。
読経の始まり、祖父に近い人から焼香が順送りで行われた。
葬式の時もそうだったんだが嫁親子は最後にするつもりだった。
何となくおかしいと思い、自分が焼香した後に一番後ろに座ってた嫁母の横に腰掛て、俺「ろくに話したことなかった自分が先にお焼香するなんて申し訳ないです」と小声で言った。
どうする意図もなかったんだが嫁母が泣き出してしまい、セーラー服姿の嫁に凄い視線で睨まれた。
その後の宴会で笑顔で給仕に勤しむ嫁を廊下で呼び止めて
俺「さっきは失言して申し訳なかったです」
嫁「私にはいいですが、母に気を使って下さい」
続く
祖父は嫁を大変可愛がったそうで、嫁母とも実に仲が良かったようだ。
3年ほど寝たきり状態になった祖父が2人に介護を安心して頼めるほどに。
決して財産目当ててない、嫁母と祖父は本当に愛し合っていた。
そんな事を宴会の後にこっそり渡したメモに書いた俺の電話番号に涙声で掛けてきた嫁を何度も慰めているうちに何となく遠距離恋愛カップルの様に、性的なものも含めて色々嫌がらせを受けていた嫁親子を俺が面倒をみると嫁に格好付けたら、本気にされて嫁が高校卒業後親子で上京。
近くに住まわせ生活が安定するまで面倒をみた。
まぁ嫁親子には貯金もそこそこあったんだが、嫁も嫁母も働きたい。
嫁も正社員、嫁母もパートが見付かった。
もう俺は不要になったんだが何度も嫁親子に呼ばれて親子のアパートに入り浸っていると、嫁母「嫁は遊ぶ相手が居ないから夏が終わらない中に旅行にでも連れて行ってやって下さい」
よく考えるとここまで俺は告白する事も、口説く事もしなかった。
嫁の気持ちは何となく分かっていたが、手を出すタイミングを完璧に逸していたと思う。
嫁も俺も旅行に2人でいつか行こうとまでは話が進んだが計画を立てずにズルズルになった。
痺れを切らした嫁母が湯河原の温泉旅館に予約を入れたと告げて、怖い顔をしながら「これ以上嫁を不安にさせる気ですか?」
往きの列車で、告白、プロポーズ
旅館近くの紅葉が綺麗な公園で、初手繋ぎ、初キス
旅館の入り、初合体
帰りの列車の中では、恥ずかしいので今後の生活について相談してた。
その後3人で住む事になり、嫁は専門学校に入り直し、嫁が二十歳の時に、十歳くらい若い「叔母さん」と入籍。
その2年後俺の親と兄夫婦と嫁母だけが立ち会って海外の教会で結婚式。
現在子供2を嫁母に見てもらって嫁は手に職系の仕事をしてる。
上の子の名前の漢字の一字に祖父の名前の一字を取っているのは嫁母の希望。
ごめん一条ゆかりの漫画全部読むとわかるけど
葬式とか親族ドロドロとか最後はハッピーエンドとか
そんな傾向なんだわ
適当すぐるwww
GJ