仲間とツーリングに行って散々楽しんできた帰りに起きたこと。片道200km程度の中距離日帰りツーリングに行って、日も暮れかけてきたので最後に休憩をとった。
もう10年くらい前の話。
仲間とツーリングに行って散々楽しんできた帰りに起きたこと。
片道200km程度の中距離日帰りツーリングに行って、日も暮れかけてきたので最後に休憩をとった。
みんなそれなりに心地よい疲労感で、疲れたけど楽しいツーリングだったと談笑していた。
休憩を終えて、バイク屋に集合する段取りで帰路についた。
この頃には日も完全に暮れていて、帰りの峠道はほぼ真っ暗になっていた。
峠道とは言え、綺麗に舗装された道で、等間隔に外灯も照らされている道を走っていた。
流れはそれなりのペースで走っていたが、自分が先頭で走っていたら、目の前に突然の落石があって頭の中はサーっと冷たくなるような感覚だった。
ちょうどタイトなコーナーに入り掛けていた時で、避けられるか転倒させるか咄嗟の判断を迫られたが、落石は勢いがあったので、その反対側に向きを変えて避けられると判断。
落石の反対側にバイクの向きを変えたら、その落石がバイクの方に向きを変えて移動してきたので、『ヤバイ!』と思って接触を覚悟した。
その落石は1m強の大きさで、接触したら大怪我、最悪死ぬかも知れないと脳裏をよぎった。
その落石は転がり落ちてきた勢いに逆らう様に、突然向きを変えたので、その時点で為す術もない状況だった。
完全に接触する間際になって、落石が実はイノシシだった事が見てとれた。
イノシシが崖から転がり落ちてきて、道路に転がってきた所に、自分たちが差し掛かったというタイミングだった。
接触ギリギリで突然イノシシがバイクに並走する状態になり、間一髪の所で難を逃れる事が出来た。
どういう訳かバイクに並走する様にして走ってくれたので、転倒することもなかったが、巨大なイノシシと並走するなんてあり得ない事態に、その時点では状況が飲み込めなかった。
『あーイノシシだー』なんて思っていた。
後ろを走っていた連中も、落石が突然動きだしてバイクに並んで転がりだしたと思ったらしい。
イノシシが崖に戻った所でバイクを止めて、みんなで今の出来事を確認したところ、自分の直後を走ってた友人2台だけがイノシシだったことを確認していて、それ以降の連中は落石だと思っていたらしい。
バイク屋に付いてイノシシ騒動で笑いながら駄弁っていた時に、フロントブレーキと自分のブーツにイノシシの毛が着いていた事に気付いた時は、本当に間一髪だったんだと思い、その時になってガクガク震えがきた…という話。
修羅場ってのとは違うかも知れないけど、二度と遭遇したくない出来事だった。
どこの国の牛追い祭なのかと
無事にやり過ごせたから笑い話にできるけど、その時は一瞬の出来事なのに、脳内で物凄くシャカシャカと思考が駆け回る様に情報処理してた
一番の被害者のお兄さんの悲しみが止まらない
>>313 >>315
ごめん、その通りです。
お母さんに叱られる!!てとこが似てて書き始めて、途中で「あ、前にも書いたことあったよな」って気づいたけどもう書き終わる頃だったんでそのまま投稿しちゃいました。
覚えててくれて嬉しい。
では消えます。
引用元: ・https://www.logsoku.com/r/2ch.net/kankon/1407501228/