男の1人暮らしが長いので女性が作った手料理、っていうだけでも感動ものだったが、俺以外のみんなもうまいと・・ >> おいしい手料理、いいね。
引用元: http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/tomorrow/1436205860/
俺は学生時代、最初の会社勤めの時、と続けてこっぴどく振られたため女性不振気味になっていた
最初の勤め先を辞め、頭脳労働から転身して全く別業種のガテン系の会社(当然のように男所帯)に勤め始めてそれなりに成果を出し始めていたころ311
俺の出身大学が東北にあったこともあり、ボランティアに行きたいと社長に直談判
忙しくて行けないが社長自身の両親の実家が被災しており、自分で行きたいほどだったらしく、震災が一段落ついたころに俺は研修の名目で社長の知人が主催するボランティアに参加させてもらえた
震災ボランティアに参加した人ならわかるかもしれないけど、あそこで人気のある活動は当然だけど、ガレキの撤去や町の掃除、被災者のケアなど前線のお仕事
俺自身重機を取り扱えるので頼りにもされてたし、重機に関しては実際にはプロがやるので俺の出番はほとんどなかったが、単純に力仕事でも役に立てたと思う
だが、嫁はそのボランティア団体がベース基地にしている場所で、ボランティアたちへのメシを作る担当を買ってでていた
こういう後衛の仕事ってのは、直接的に被災地域に関わらないので人気は無いのだが、「そこで必要な仕事をする」ってのが嫁の言い分で、積極的にメシを作ったり、寝床の掃除をしてくれていた
俺たち前衛が肉体労働後に披露して帰ってくると、掃除の行き届いた部屋で、嫁がメシを作って待ってるわけだ
これがまぁ、うまいのなんの
男の1人暮らしが長いので女性が作った手料理、っていうだけでも感動ものだったが、俺以外の男たちもみんなうまいうまいと食っていた
ただ、他の女性ボランティアたちはこれが面白くないらしく、嫁に対抗して料理を作る人も出てきた
たまにメシマズもあったがそれなりに料理はできていたし、気にせずに食べる連中もいたけど、俺から見たら嫁の料理よりも一段落ちる感じだった
それに食材の仕入れの時に運転手をしたので、ちょっとした秘密も知ってしまった
そのボランティア団体では、差し入れで食材を貰ったりするので食材は豊富な在庫があったが、嫁以外が料理担当をするときは新たに調味料や食材、そしてときには惣菜も購入していた
それに対して嫁は、そこにある食材だけで料理をし、足りないものは似たものに手を加えて遜色ない料理を作り上げていた
更に嫁は化学調味料を一切使わなかった
それが味の秘密だったらしい
俺は食材の秘密を知る前から味の差には気付いていたので嫁の料理を褒めまくっていたのだが、食材の秘密を知ってからは他の女性ボランティアからの当たりがキツくなることにも気づいてしまい、表立っては嫁の料理を褒められなくなってしまった
その時の俺の感想は「やっぱり女ってコエー」
そうこうしているうちに現場でのボランティア活動は終了
連絡先交換もせずに解散
というか、女性不振が残っていたので、恋愛対象として他の女性を見ることができなかったのだと思う
職場に復帰して1か月くらい経った後、近場でボランティアで使った機材の片づけの手伝いに誘われたので仕事帰りに行ってみたら、そこに嫁がいた
二人一組でやると捗る仕事だったので嫁と組んで作業しつつ、いろんな話をした
俺から振るのは主にメシの話w
嫁は料理上手だが、それでも褒められるとうれしいらしく、終始ニコニコしていた
嫁は単純に料理を振る舞うのが好きらしく、定期的に友人を招いてホームパーティみたいなこともやっているらしい
俺の食生活がろくでもないことを知ると、そのパーティに誘ってくれた
パーティでの俺の仕事は、残った料理の後片付けwww
けど食べっぷりを褒められたので良しとする
ごめんちっとも話が進まないので端折ると
・何度か一緒に飯を食う
・俺のアパートで飯を作ってくれるようになる
・社長にポロっと話すと「絶対に逃がすな」と言われる
・次のデートのときにスーツを着ていきプロポーズする
・驚きながらも受け入れてくれる
・結婚
これで勘弁してwww