ホームレスになったものの知識もなくどこに段ボールハウス建てていいかもわからず、とりあえず空いてる河原にそれっぽいものを建てようとしてたらマムシが出るし・・・
引用元:http://www.logsoku.com/r/2ch.net/tomorrow/1384513427/
長いので分ける
嫁とは俺がホームレスになって2日目で知り合った
ホームレスになったものの知識もなくどこに段ボールハウス建てていいかもわからず、とりあえず空いてる河原にそれっぽいものを建てようとしてたらマムシが出るし増水したら危ないって通りかかった嫁に止められた
俺の実家は毒としか言えない家庭
元凶は親父でギャンブル狂いのアル中
カーチャンはまともだと思ってたけど今思うとただの共依存だな
高1のときにカーチャンが亡くなり、カーチャンに向かってた分の暴力と搾取も全部俺にきた
高校は辞めさせられ、日雇い工事現場やら夜の仕事までさせられた挙げ句に給料は全部親父が受け取ってた
3年ほど我慢してたけど、ある日日雇いの仕事に行ったら人数が集まったから今日は仕事無しと言われた
ポケットには帰りの電車賃と親父の酒代。
不意に死んでもいい、ホームレスになってもいいから逃げようと思った
大して距離稼げなかったけど自宅から離れた駅に降りた。
初日は公園の遊具の中で寝て、ホームレスといえば段ボールハウスのイメージしか無かった俺は近所のスーパーから段ボール持ってきて河原に行き嫁に出会った
続き期待
>>775
続きっても大したことないよ、身バレ怖いから大したこと書けないwww
支障ない範囲でいくつか
嫁スペック
俺より歳上で大卒
出会った当時は求職中だった(後に就職→転職→現在産休)
背が高いのに童顔。年齢不詳系
料理と手芸が上手い。
俺に声をかけてきたことからもわかるけど、変なとこで警戒心が薄いのでたまに見ててハラハラする。
俺を助けてくれた理由は一度拾い上げたんだから責任を全うすべきだと思ったそうだ
それとは別に異性として好きだと思ったのは俺が再び高校行ってからで、でも女が歳上って微妙だし、助けた側が言ったら無理強いみたいだと思って言わなかったらしい。
現に錯覚してないか?と何度も聞かれたことがある
親父のその後
実は家出後割とすぐ死んだ
独り暮らしだったし搾取対象がいないから生きていけなかったみたいだ
死に目にもあわなかったけど後悔してない。
むしろ心の中が修羅場だったのは俺が殴られようが搾取されようが親父にくっついてたカーチャンもまたある種の毒親だと気付いたとき
職場
就職活動は嫁が手伝ってくれた
最初に就職した会社はいい会社だったし家族的だったけど社長が結構な歳で、亡くなって世代交替してから色々変わってしまい転職してた先輩に引っ張ってもらって今の会社にいる
俺の非常識
普通の暮らし、家庭がよくわからなかったし勉強もできなかった
勉強は漢字ドリルと計算ドリルから、マナーはおかしいところは指摘してくれと周りに頼んで色々直してもらった
今でも土台がちゃんとしてないことは感じるけど嫁曰く一通りは身に付いたし周りは優しいし気持ちの整理もついたし、とりあえず大丈夫だと思いたい
なぜ土曜に暇かというと嫁が出産前で実家に帰ってるから、普段なら絶対会いに行くんだが今週は俺が風邪っぴきだから会えないorzでも嫁にうつしたくないから我慢するぜ!
独り暮らし時代に教えてもらったから俺も料理できる
すごく幸せだけど嫁の出産が心配でしょうがない
難産と産後のがあまりよろしくない家系らしいんだよな…
親父のことは今でもたまにひっかかる
死に目とかがどうでもよかったのは本当だけどね。
物心ついたときにはアル中のろくでなしだったからまともな記憶なんてないしさ
親父の妹だか姉だかって人に、アンタが見捨てたからだって罵られたことあるけど同伴してた嫁がろくに会ったことないくせにあんたの馬鹿兄弟がこの人に何したか知ってるのかと怒鳴って追っ払ってくれたけど、すごく暗い気持ちになったよ
本当に心底吹っ切れたのは最近だと思う。
俺にも子供ができた。
親父の人生は妻子を殴り搾取して何も生まない人生だったけど、俺は全然別の人生を生きるんだってやっと心底思えた
子供が生まれる前に誰かに聞いてほしかったのかもしれないな
嫁には感謝してもしたりないし、結婚許してくれて理解してくれてる義両親にもありがたく思ってる
子供は早く会いたいけど不安でもある。
でも社会人も家庭もきちんとできたし、何より嫁もいるし大丈夫だと信じることにした
あとは無事に産まれてきてくれることだけ願ってる
産まれるまでに風邪治さなきゃな
支離滅裂でごめん
では、名無しに戻ります
嫁は家が河原の近所でよく散歩をしてたらしい
俺に世話をしてくれそうな知り合いのホームレスを紹介してくれた
嫁は翌日、先輩ホームレスと俺に弁当を買ってきてくれた。
3日程経って、ようやく嫁に事情を聞かれた
嫁「見たとこ10代でしょ?」
俺「違います」
嫁「いやわかるから。案内しておいて何だけど、ちゃんとした機関を頼ったほうがいいよ。家に帰れとは言わないけど10代でホームレスすることないよ」
俺「家に絶対ばれたくないんです、いま帰ったら殺される」
嫁「だから家には連絡しないってば。知らないだけで世の中にはいろんな人を助けてくれるシステムがあるんだよ」
こんな感じで1週間ほど嫁に説得されて、結局支援団体や各種公的制度のお世話になった
安アパートだけど一人暮らしするようになって、高校も入り直して高卒になった。
その間、嫁にはずっとアドバイスもらったり色々な制度を紹介してもらったりして世話になってた。
今は仕事もできてるし人並みに稼げてるが、嫁に会わなかったら本当に死んでたかもしれない
俺アタマ悪いし話すとどうしても長くなることだから長文の割に色々抜けてるかもしれない
嫁は俺がいた河原はマムシがでるので、純粋に危ないと思って止めてくれたらしい。
今となってはマムシに感謝か
働き出してからだね
よく頑張った&これからも頑張れとしか言えない
>>780
親父さんのその後がちょっと気になってたんだ。ありがとう。
お嫁さんが無事に帰ってきてお前がもげつづける呪いをかけておいた。
心配するな
安産祈願を万の神に頼んでおいたよ。
乙
俺も祈ってるよ
嫁さん大事にしろよ
気にしすぎ