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うちの嫁は移住してきたロシア人で、知り合ったのは高校だった。最初はみんなロシア人なんて日本語喋れないだろと思ってたんだが、移住するぐらいだから独学で学んできたという…
引用元: http://www.logsoku.com/r/2ch.sc/tomorrow/1452950510/
うちの嫁は移住してきたロシア人で、知り合ったのは高校だった
最初はみんなロシア人なんて日本語喋れないだろと思ってたんだが、移住するぐらいだから独学で学んできたという拙い(つたない)日本語で少しばかり会話は出来てた
それでも所々で出るロシア語に燻(くすぶ)ってた中2病が再発し、俺はロシア語かっけーじゃんという理由だけで嫁に教えを乞うた
嫁はロシア語を教える代わりに日本語を教えてくれと、交換条件を出してきたが俺は二つ返事だったと思う
それが嫁との出会いだった
それから勉強会をしたり、遊びに連れ出したりしてるうちに好きになってた
どうやって告白して付き合いだしたかまでは忘れだけど・・・
大学まで続いてたんだがある日、家庭の事情でロシアに帰国することになった
嫁は自分1人でも残ると言ったらしいが、事情が事情だけに折れざるを得なかったみたいで最終的に別れ話を持ち出された
曰く「貴方にはもっと素敵な人が出来るから、いつ帰ってくるか分からない私なんかを待たないで、私を忘れて」
今でも覚えてるのは、それだけ悔しかったからだ
俺は、はいそうですかとすぐ切り替えられるわけもなく、次の日には指輪を買ってその足で嫁宅に向かい抑えきれず嫁宅の玄関で片膝をついてロシア語で「愛してるよ(Я люблю тебя)」と言ったら日本語で「知ってます」と笑顔で返された
そして俺はまたロシア語で「結婚してくれませんか?( Выйдешь замуж за меня?)」 と言った
そうしたら嫁はボロボロ泣きだして、それを見て勘違いした嫁父の怒りの鉄拳が飛んできたのはいい思い出
嫁は「わかった、出来るだけ早く帰るね、だから今は婚約、帰ったら結婚しよ」と言って出国した
嫁が日本に帰ってくるまでの2年はスカイプやらで連絡を取り合った
そして日本に帰ってくるその日、俺は空港で嫁を出迎え、その場でまたプロポーズの言葉を言った
次に聞けたのは「Да(はい)」だった
そしてなぜかまた、嫁父に殴られた
そんな感じで俺は10年を使い異国の嫁を手に入れた