俺が１７歳の時、母親から頼み事をされた「三件隣の〇〇さんの家にゲーム好きの子がいる。むこうの親御さんから頼まれたから、今度遊びに行きなさい。アンタゲーム好きでしょ」
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俺が１７歳の時、母親から頼み事をされた
「
三件隣の〇〇さんの家にゲーム好きの子がいる。
むこうの親御さんから頼まれたから、今度遊びに行きなさい。
アンタゲーム好きでしょ。
」
いやいやと、ちょっと待てと、
いきなり知らない女の家でなんて遊べるかと、当然文句言った
だがまあ、もう行くって言ったからと強引に抑え込まれた
で、後日行ってみた
母親かなり美人
これは期待できると思って二階に上がると絶句
絵に描いたようなデブで髪がボサボサの引きこもり女がいた
んで俺に気付いてもポテチをパクリ
速攻で「帰ります」と言って引き返そうとしたら、
相手の母親に肩を掴まれ「まあまあ」と部屋に押し込められる
とりあえず同じ部屋に座ったけど、かなりキツイ
匂いもクサいし部屋も汚い
勘弁してほしいと思ってたけど、当時人気格闘ゲームをしてた
正直それはしたかったから、全てを我慢してコントローラーを握った
女は無茶苦茶上手かった
俺フルボッコされまくり
当時の俺は自称最強のゲーマー
フルボッコされたのが悔しくて、小遣い前借で同じゲームを買い、家で特訓した
それから休日はその女に戦いを挑むようになった
その度に俺はフルボッコ
相手のコンボが凄まじい
どのキャラを使っても、
そのキャラの特性を最大限に活かしたコンボをかまして来る
それでもそれから数か月後、俺はその女に勝つことが出来た
それから女とは戦友のような関係になった
女は俺より２歳年上だった
遅くなった日はその家で晩御飯まで食べる様になった
そんな中、ある日女とゲームしていたら、
唐突に「結婚して」と言われた
意味が分からんかったぞ
何しろ付き合ってすらない
色んな順序を飛ばしまくり
当然断った
そしたら女が泣き出した
どうしようかと思った俺
まず考えたのは親から怒られること
咄嗟に付き合ってからと言ったら、今度は抱き付かれた
当時俺は童貞彼女いない歴１７年の猛者
だが相手はデブニートの女
抱き付かれたのに興奮しないのが辛かった
てか、俺は既に激しく後悔した
そっから女は変わった
家を片付け、髪の手入れをし、ダイエットを始めた
「俺くんの彼女になったから」と言ってスンゲエ頑張ってた
あんまりの頑張りっぷりに、俺はガチで惚れてしまった
俺のためにそこまで頑張ってくれていたことが本当に嬉しかった
女はみるみる痩せていき、
ダイエット開始から数か月後、
女はすっかり細見になった
すると女は別人のようになった
母親に似た美人になっていた
どんなメタモルフォーゼだよと嬉しいツッコミを入れていた
学校に女が迎えに来てた時は、女は注目の的だった
しかし見た目は変わっても中身は引きこもりの女
俺が来るまで視線にビクビクし、俺が来た瞬間しがみついてきた
超可愛かったし、優越感に浸る
そっから大学に行って就職した
女はずっと俺に付いてきた
てか、女も女両親も俺両親も完全に結婚する気満々だった
それで、就職して1年後に結婚した
今でも家で嫁とゲーム三昧
共通の趣味っていいよな
スンゲエ仲良いし
嫁は今でもダイエットとして運動をしている
油断すると太る体質らしく、
おまけに「俺くんに嫌われたくないから」と言って続けてくれてる
正直太ってても全然いいんだけど、
俺のためにスタイルを保とうとしてくれるって嬉しいな
そんな嫁が先日妊娠したから、記念に書いてみた
779: 772 2014/03/28(金) 19:21:03.40
しかしまあ、正直最初はホントにきつかったぞ
嫁が勝ったらニヤリと笑ってブフーブフー言ってたし
ちなみに、俺の母親が俺を送り込んだのは理由があった
受験、就職活動で全部失敗して鬱から引きこもりになっていた嫁のことを、
嫁母が俺母に相談したらしい
で、ゲーム好きの俺なら心を開くだろうって話になったようだ
嫁の変わりようには驚いていたけどな
お前ら車から離れろや！！
しかしまあ可愛い嫁さんだよ
引きこもり症状は継続中だから、とにかく他の人にはほとんど心を開かない
完全に俺独占
しかもベタ惚れしてくれてる
当然俺もベタ惚れ
スンゲエ幸せだよコンチクショー！！
