仕事を始めて3ヶ月後くらい。辛抱たまらんくらい嫁のことが好きになっていた俺は、遅まきながら行動を起こす。幸い社内恋愛とかには寛容な職場だったし・・
辛抱たまらんくらい嫁のことが好きになっていた俺は、遅まきながら行動を起こす。
幸い社内恋愛とかには寛容な職場だったし、あわよくば付き合ってちゅっちゅしたいのだ。
ただ仕事柄、個室じゃない居酒屋は行きにくい事情があった。
行けないわけじゃないけど、個室外だと仕事の話は一切NG。
そういうわけで、個室ばっかりのいかにもデート向きな店にいきなり誘うことになる。
ハードルが高い気しかしなかったけど、嫁が好きすぎるのでダメ元で誘う。告白までするつもりだった。
飲みに誘う時点で、もうほぼ告白なんじゃねぇのかコレと思いながら、超緊張しつつ誘うと
嫁はあっさりとOKしてくれた。
しえん
その間、俺が酒飲めないことをいじられたり(嫁もそんなに強くないクセに)
小声で仕事の話して、怒られたり褒められたり。
あと、この日初めて嫁が俺より年上だったことが判明する。
言ってなかったけど、嫁は童顔だ。
背は女性にしてはかなり高いけど、スタイルも…なんというか平ぺったい。
口調は高圧的ながら、仲良くなってからもずっと俺には敬語だったし
スーツもあんまり似合わない。いかにも年下の女のコって雰囲気だった。
ちなみに俺は老け顔だが、履歴書見てる嫁は俺の年齢は知ってた。
仕事の話を続けていると、嫁がふと
「俺さんのことが心配で、世話焼きすぎているかもしれません。うっとうしいですよね、ごめんね。」
って笑いながら言った。
なんだかたまらなくなって、「うっとうしくないです。好きです。」ってぽろっと言っちまった。
言ってからは、もう引けないので畳み掛けた。
「世話焼いてもらえるのも、怒られるのも好きです。顔もスタイルも声も好きです。」って具合に
思いついた嫁のこと全部に「好きです」を付けて告白した。
嫁は、お酒でさっきから少し赤くなってる顔で覗き込んできた。
多分、ちょっと笑ってたと思う。笑顔も好きです。
でもそのあと、笑顔の質が少し変わった。
このときの顔も凄く印象に残ってる。
困ったような、悲しいような顔なのに、ちゃんと笑顔だった。
なんかいかにもダメっぽい顔で、嫁は俺に聞いた。
嫁「ひとつ聞いていいですか」
俺「はい、ひとつじゃなくても」
嫁「私の、第一印象はどうでしたか?」
第一印象、って言われてもどこのことかわからない。
電車?面接?その後のファミレス?
ぶっちゃけ、電車内では第一印象もクソもなかった。
俺が困り果てていると、嫁が助け舟を出してくれた。
嫁「電車内で初めて会ったときのことです。
別に、あの状況なので喜ぶようなこと言わなくていいです。正直に言ってください。」
俺「えぇと、初めて会ったときは…眼が怖いな、と思いました。
あと、俺の腕抱き込まれてたからやわらかいな、と。」
言ってから、『あ。コレ痴漢みてぇだ。』と思って後悔した。
テンパるとダメなのは、この人の前だと全然直ってなかった。
でも、嫁は特に怒らなかった。普段なら絶対に叱られる失言だったけど。
嫁「そのとき、どんな理由にせよ…ドキドキしましたか?」
俺「はい。」
嫁「ですよね。私たちは、かなり変な出会い方しましたもんね。」
俺「そう、ですね。」
嫁が何を言いたいのかが、よくわからない。
変な出会い方だから付き合いたくないってことなのか?とか考えてた。
嫁「俺さんは、つり橋効果って知ってますか?あるいは、映画の『スピード』は見たことありますか?」
この発言で、言いたいことがなんとなくわかった。
出合ったときの緊張のドキドキを恋愛感情と勘違いしているんじゃないか、って言いたいんだこの人。
いやいやふざけんなよと。あのときそんな余裕はねぇぞと。
俺は、それは違うって必死に弁解した。
そもそもあの時はおっさんを逃がさないことしか考えてなかったし、
嫁に引かれ始めたのはこの仕事に就いてからだったし。
嫁は、俺の弁解をじーっと聞いていた。それから
嫁「俺さんの告白を断りたくて、こんな事を言ってるんじゃないです。」
「ただ、そういう可能性もあるということなんです。」
「私はあの時、俺さんに対してもの凄くがっかりしました。悲しかったです。なんででしょう?」
「それから、捕まえて声をかけるときは凄くドキドキしました。怖かったですし。」
「俺さんが仕事をはじめてから、気にかけていたのも…あのことがあったからかもしれません。」
「そうじゃないかもしれません。」
「俺さんの気持ちも私の気持ちも、勘違いかもしれないし」
「勘違いじゃないかもしれません。」
記憶の補完はしてるけど、こんな様なことを言われた。
次のセリフはちゃんと覚えてる。この先何回か言われることになるから。
嫁「だから、もしも俺さんが『勘違いだった』って気付いたら、ちゃんと教えてください。怒りません。」
死ぬほど回りくどい言い方だったので、よくわからなかった。
なので聞いてやった。
俺「勘違いかもしれない、嫁さんの気持ちってなんですか?」
嫁は笑いながら俺の背中をペシペシ叩いて
嫁「俺さんは善人かもしれないけど馬鹿ですねぇー。」って言った。
愛しすぎてワロタ。
それからちゃんと「付き合ってください。」って言って、
嫁は「勘違いに気づくまでは、よろしくお願いします。」って言ってくれた。
サードインパクト告白編はこんな感じ。
それから、嫁といろいろ話した。
俺の第一印象は、スケベでJK好きで盗撮男だとか。自制できない人なんだろうと思ってたとか。
きっと捕まったんだと思ってたら、面接受けにきて凄くびっくりしたとか。
逆恨みでもされて職場調べられたのかと思って怖かったけど
馬鹿正直に面接の受け答えしてるから違うって思ったとか。
そもそも逆恨みの復讐が目的なら、面接は受けないだろ。と突っ込んどいた。
職場が同じになってからは、ずーーーっと気になっていたけど
恋愛感情なのかどうか自信が無くて始末が悪かった、さっきも言ったけどまだわからないし。とか。
このときの話のせいで、俺は後にミスをすることになる。
ちなみにこの日は、肉体的な接触はほぼなかった。
このあと家まで送る間に手をつないだのと、去り際のバードキスくらい。
それでも俺はかなり幸せだった。中学生みたいだよなほんとに。
当然、帰ってからオナはした。中学生みt(略
今日は眠気が限界なのでここまでにします。
すまぬ!すまぬ!
無粋なツッコミが一番興醒めするわな
別に418を庇うわけじゃないが464に同意。
ここは趣旨に沿った話を上げるスレ。
それを語りたい奴が語る。
ただ流れを止めるだけの何の生産性もないコメントは控えてくれ。
えーと・・・ランクアップはまだだなw
読み手を楽しませようとして書けばネタ臭くなるのは仕方ない
元が事実だとしても、たぶん脚色は入ってるだろうしな
重要なのは読んで面白いかどうか、それだけじゃないか?
少なくとも俺は、ここに書いてある話が創作だったとしても
何一つ困ることも損する事もないぞ
書き方が気に入らない
水を差したい
って正直に言えよ