【愛してる】ウチは今年の11月に銀婚になる古夫婦だ、見合いだが仲は・・

勇者してみたけれど、軽く流されちまったぜい

ぼつぼつ。

ウチは今年の11月に銀婚になる古夫婦だ。見合いだが仲は良い方だと
思う。喧嘩は・・殆どしたことないな。喧嘩する原因が、嫁の性よくが
薄いからレスに陥りがちでそれでぶつかるくらい。

なので愛情表現を仕掛けるのは主に俺の方から。子供（娘一人）が大
学生で自宅通学なんで、なかなか思うに任せない。

たまたま、この前の木曜日が半日勤務で、娘は夕方まで帰らないので
午後に嫁と2人だけになった。

俺「えーと、変なフラグが立つような事を聞くけど」
嫁「はいはい何かな？」
俺「今年で結婚して25年目なんだけど・・○○（嫁の名前）は
俺と一緒になって良かったと思ってる？」

嫁「こんな不良債権掴ませて悪かったなぁと思ってる」

そう来たか。見合いで結婚したが嫁は確かに見合い向きではない。
外見はそこそこだが、野外活動系趣味なので大抵の相手と話が合わ
なかった様だ。
見合いの当日に二人だけになったときに「自分と結婚したらもれ
なくバイクが付いてきますよ」と言われたな。
（自分は気にならなかったので、はぁそうですか、と流したけど）
料理は、マズいとまでは言わないが、決して美味くはない
（自分は気にならんけど）
化粧や着飾ることに興味がない。光り物は殆ど持ってない。
（素がそこそこなのでそんな気にならんけど。それにローコストだし）
夜は、あんまり得意でない・・
（それは、ちょっと悲しかったけど）

嫁「またなんでそんなことを聞くかな？」

その後どうなった？

続きが気になる

なかなか続きを書けなくて申し訳ないです。ただし、ドラマチック
な展開にもエーロチックな展開にもなりませんので。

俺「いやぁ、もう25年目になるなぁと思って。そう思ってむかーし
からの出来事を思いだしてたら、なんかこう痛々しくなってきて」
嫁「痛々しい？」
俺「俺の人生って、楽しい事嬉しかった事はその時だけの一瞬で、
後に残るのは悔しいこと辛いことばっかりなんだよね」
嫁「まぁ、誰でもそうじゃないかな。しんどい事の方が記憶に残り
やすいものだし。さて、どう悔しかったり辛かったりしたのか、
聞かせて貰おうか」

というわけで、ガキの頃からの思い出をしっかり吐かされましたよ。
親戚にやたら美男美女が多いのに俺はフツメンでメンデル先生に恨みが
あるとか、失恋歴□回とか（成就ゼロ）、仕事を始めてからも今一要領
が良くなくてポスト競争でいつも遅れを取るとか云々。。

嫁「その位普通じゃないかな。特に運命に意地悪されてる感じじゃ
ないし。仕事にしたって、アナタの仕事は周囲が段取りして回
してくれる類（特殊技術職）だから、ポスト云々欲を言わなけ
れば生活にも困らないし。そっちの親戚に濃い顔が多いのはそ
うだとは思けどワタシはアナタの顔は気にならないよ」
嫁「恋愛成就歴がゼロなのは、少々気の毒には思う」

俺「そうなんよ。特技・特徴が無いもんだから振り向いて欲しい一心？
でそうとう頑張って自分のスペックアップに努めたけどやっぱりダメ
でねぇ。その結果で今の自分があるから、複雑な気持ちになる」

嫁「そうかぁー。ワタシは収穫だけ頂いたわけか。ごっちゃんです」

あ、アンカーがずれてる。966です。

嫁「ワタシなんか、嫁に行けると思ってなかったからね。一人で生きる
つもりが、職場のセクハラが凄くて（25年前って、今ならセクハラで
大問題になる様な事でも平気な時代）こりゃー逃げるためには結婚す
するしかないわと思って見合いをはじめた口だから」
嫁「趣味も趣味だし、理解してくれる人はいないだろうなぁと正直思っ
てた」

嫁「アナタと見合いで会ったその時になんとなくピンと来たけど、
二人になったときの話題が、Kawasakiがどうとか、ファントムIIの
ここがかっこいいとか、何この大当たりって思ったわ。ピンと来た
のって同族感だったんだね～」
嫁「だから、プロポーズされた時は嬉しかったよ～」
嫁「ここまで良く続いてるねぇ、っていうこっちの親戚もいるけど
ワタシは出会えて良かったと思ってるし、感謝してますよ～」

このへんで俺ちょっと来た。

嫁「昔の苦い思い出が表に出てくるのは、それは誰だってある事
だから、また奥の方にしまっておけばいいよ。」

俺「そうだねぇ」

嫁「そうそう。また前を見てがんばれ！」

ガバっ（ハグする）。「愛してるよ、ちゅっ」「はいはい」

（ちょっと反応薄いなぁ）

「愛してるよー、ちゅー」「はいはい、ワタシも愛してるよ、ちゅっ」

以上、お粗末様でした。

いい歳なもんで、平日にもげると翌日がキツイので、もげたのは週末。

おっと忘れてた。ちゅっ、の後。

俺「今年くらいはイベントしたいぞ」
嫁「へ？」
俺「25年目だろ、一度くらいプリティウーマンしてみたいぞ」
嫁「ぐはぁ！！1○キロ痩せなきゃ」
俺「がんばれ！」

お後がよろしいようで・・・・

ほうほう、これは中々どうして

どうもです。嫁は、クールというか、漢女（おとこ）なのでこちらが
愛情表現できる状況を構築するのにいつも一苦労・・・

嫁から見た俺は、夫というより同志に近いみたいなので・・。
「タワリシチ、ダンナ！」みたいな・・