嫁さんとこうやって会ったりしてるのはたしかに大切な時間で、自分にとっても特別になってると伝えた。 >> そう、他愛もない話がいいんだよ。
引用元: http://www.logsoku.com/r/open2ch.net/kankon/1395052439/
嫁とはもうじき三十路になろうとしていたころに、婚活サイトで出会った。
始めてから、ちょいちょい非常識なお方を目のあたりにしたり、やりとりで盛り上がっても、いざ会ったら何か違うなんてことも度々あった。
疲労は利用始める前の予想以上で、ことあるごとに休憩もした。
辞める少し前に、たまたま嫁を見つけた。
向こうの反応が良かったのもあって始まりはそれから。
イメージを膨らませてしまう前に、なるべく早めに会っておきたいとのことで意見が一致して、わりと早い段階で対面した。
最初はまあまあ悪くない雰囲気だったと思う。
でもそれから特に盛り上がるわけでもなくって感じだった。
嫁の表情がよめないのもあったが、次は無さげかなと感じつつ、おひらきに。
駅まで送る途中、またプロフィールの話をした。
嫁は俺の星座と血液型が自分と一緒だったのが印象に残ってたそうだ。
俺はそういやそうだったな程度だったんだけど、いつごろなのか聞いたら嫁が笑って言ったのよ。
嫁「祖母が7月3日生まれなんですけど、私の母が7月4日で私が6日で近いんです」なんか不思議でしょうって。
俺「そうなんですか。僕は7月5日です。近いですね」って教えたら、きつねにつままれたような顔してた。
俺は同じ誕生日の知り合いも二人ほど知っていたし、特別びっくりもしなかったんだけどな。
だが嫁はその瞬間「この人と私、なにかある!」と思ったらしい。
それからなんのかんので、仕事帰りや休日には嫁と会ってた。
それで誕生日の少し前、もし良ければ一緒に祝わないか誘った。
了承もらって、当日にプレゼント手渡したら嫁はラッピング見てニコニコしてた。
俺、よく確認してなかったが店員にラッピングで「especially for you」ってデカデカとシール貼られてた。
そこはちょっと思いもよらなくて小恥ずかしかったけど、この際言ってしまおうと思って
嫁さんとこうやって会ったりしてるのはたしかに大切な時間で、
自分にとっても特別になってると伝えた。
嫁のほうも私もそうだと答えてくれた。
それからちょうど一年後に一緒になった。
誕生日の話をしたときは嫁母に、縁だと言われた。
俺の家族にその話しても「へえ」だったけどな。
まあ誕生月の部分はフェイクいれてる。
他の日でもない、今の誕生日に生まれて良かったと思ってる。
誕生日を言った瞬間「本当ですか!」って目輝かせてたあの嫁の反応は目に焼き付いてる。
今日は晩飯いらないからな、って言うとちょうどあの時と同じような目するんだわ。