俺、嫁、嫁の妹の微妙な関係、心遣い、気持ちの変化、「その1」に書かれていない長い話になるけど、気になる人は読んでね。えぇーそうだったの・・
引用元: http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/tomorrow/1446543955/
> 成田結婚 完走乙!
恋愛にはそういったすれ違いってあるよね(苦笑)。
今が幸せなら何より。
で、幸さんのその後は、ちゃんと落ち着いているのかな?
それだけ気になった。
こんばんは。
ちょっと通りがかりに…
本当に俺たち三人の関係は微妙なすれ違いだね。
あえて言わせて貰えば、パン一個分位の差だった?
たら、れば、だけど、もしかしたら幸が嫁になってたかも?
まあ、それはともかく幸は結局日本の大学をやめてオーストラリアの学校に入り直し今は働きながら向こうにいます。
実は俺達の新婚旅行もオーストラリアだった(笑)
俺も嫁もオーストラリアは大好きだし、幸の顔を見がてら年一くらいで旅行に行ってるんだ。
ただ幸は未だに独身なので、流石俺たちも心配でこないだ会った時に聞いてみたのよ。
俺「おまえいつまで独りで、この先どうすんの?」
幸「オーストラリア好きだからまだ、しばらくはこっちにいようと思ってるよ。」
幸「でも、いい男はなかなかいないんだよね~」
幸「誰かさんのせいかもよ~」(¬_¬)
俺「ファ!」
ちょ、それやめれ。冗談でもやめてくれ。隣で嫁も聞いますから( ̄◇ ̄;)
釣りくさいけど、ホントに言いやがった。
まあ、このくらいの事は笑って流せるくらいに三人仲良くやってます。
誰か幸をもらってやってくれ!
……蛇足失礼しました。
それじゃ!
>>541
あらまぁ、幸さんそれはお気の毒(汗)。
でもそれだけ、当人にとっては良い恋だったのだと信じたい。
終わってしまったことだけど、うまく消化してくれると良いね。
しかし‥‥
> パン一個分位の差だった?
誰がうまいこと言えとwww
477: 成田結婚 投稿日:2015/12/06(日) 23:09:16.36
こんばんは。下町ロケット見てたら遅くなった。
さて、続きいいかな?
話は飛んで、俺が嫁と付き合う事になったその後・・・・
俺「幸には俺たちの事どう伝える?」
嫁「私が俺さんを好きになったんだか私から伝えるよ」
幸との連絡は基本手紙かメール。
ただ、メールはまだ環境が整ってなくて、いつもいつでもチェックできる状態じゃなかった。
特に幸の環境は結構厳しかった。
未だに嫁がどんな手段で幸にその事を伝えたかは知らないけど、しばらくして
幸「お姉ちゃんと俺君が仲良くしてるのは嬉しい」(メール)
ってメッセージが来た。
それからも、それまで通りのペースで近況報告の連絡は来ていたと思う。
俺と嫁は時には喧嘩もしつつ、順調に交際を続けていた。
俺達が付き合い始めて1年くらいたった頃だろうか、幸が一時帰国する事になった。
確か日本の季節は夏だったと思う。
帰国の日、俺と嫁で出迎えに行った。
帰り道、俺は車の運転だし姉妹の久しぶりの話の邪魔をしない方が良いかと思って、極力会話には加わらない様にしていたと思う。
二人の会話はごく普通思え、俺は何故かホッとしていた覚えがある。
それで、幸が日本にいるうちに、どこかに三人で遊びに行こうと言う事になった。
出かけたのは確か横浜だった。
中華街やみなとみらいを回った。
その日は、幸がやけにはしゃいでた。
服装も普段ボーイッシュ(?)装いが多かったのが、別荘に避暑に来たお嬢様みたいな服だった。
桜井幸子似r・・なので、良く似合っていたし、正直綺麗だった。
もちろん、松嶋菜々子似r・・・の嫁もお洒落してきているので、俺は傍から見たら両手に華だったと思う。
まさに俺の絶頂期(盛大な勘違いWWW)
気のせいか、俺達を振り返る人がいたような・・・。(一つだけ確かなのは、俺に振り返っているのではない事orz)
そんな中、珍しく
幸「プリクラ撮ろう!」
俺・嫁「えっ?」
プリクラに年齢の制限など無いのだが、俺たちも社会人でそれなりの年齢だし当時プリクラって女子高生がやるものってイメージだった。
まして、幸はそれまでプリクラなど撮らないタイプだったので、二人とも驚いた。
俺たちが撮ったプリクラは、4パターン
・俺&嫁&幸
・嫁&幸
・俺&嫁
そして
・俺&幸
この時も、幸はいつになくテンションが高く俺と腕を組んでやけに引っ付いたポーズでの撮影になった。
これにも俺は驚いた。
幸とは高校時代からつるんでいたが、こういったスキンシップ系は今までに無かったから・・・。
俺は実はちょっと戸惑いながら口では「オーストラリア流のスキンシップか?」みたいな事を言ったと思う。(この時代には「欧米か!」のギャグはまだ無かった。あったら間違いなく使っていただろう)
その時のプリクラは、三人で分けた。
俺は一応今でも持っているが、他の二人はどうなんだろう?
まあ、そんな感じで幸のテンションは最後まで高かった。
俺と嫁も幸のテンションの高さには多少違和感を感じながらも楽しく過ごした。
でも、よく考えるとこの三人で遊ぶってのは初めてだったんだよね。
前に三人揃っ時は、例の空港で三人の関係性は全く違っていた訳だし。
俺は「三人で遊べて楽しかったなぁ~」って呑気に振り返っていたりした。
そうこうして、幸がオーストラリアに戻る3日前だったと思う。
嫁から急に呼び出された。
口調はかなり硬く、なにやら深刻な雰囲気だった。
待ち合わせ場所に行くと、そこには硬い表情の嫁と俯く幸がいた。
幸の目は腫れていた。泣いていたんだろう。
俺は正直かなり不安になりながら、話を聞いた。
まずは、嫁から俺を呼びす事になった理由の説明から。
この時は俺もテンパってたので、かなり記憶が曖昧なんだ。
だから、ざっと覚えている流れで…。
嫁と幸の間で些細な事から喧嘩になった。
↓
ちょっとした喧嘩のはずがだんだんエスカレートしてしまい、
お互いを非難し合うような言い合いに。
↓
そこで、
幸「お姉ちゃんだって、私の大切な人とったじゃない!」と言い泣きだす。
↓
泣いてばかりいて、はなしの要領を得ないがなんとか、
幸の言う「大切な人」が俺の事を指している事だけは聞き出せたので、
俺の話も聞こう
↓
イマココ…な状況だった。
幸は待ち合わせの場所に着くまでにだいぶ落ち着いていたらしく、
ポツポツと話し始めた。(意訳)
「お姉ちゃんに言った『大切な人』は俺くん。」
「オーストラリアに行く少し前位から俺くんを異性として意識するようになっていた。」
「オーストラリア行く事が決まっていたので、その時は気持ちをしまっておこうと思った。」
「でも、オーストラリアで一人の生活が始まってみると、俺くんへの気持ちが強くなっていった。」
「過去にいろいろあったけど日本に帰ったら俺くんに気持ちを伝えようと思っていた。」
「気持ちが決まった後に、俺くんとお姉ちゃんが付き合い始めてしまった。」
「今まで何度も俺くんの気持ちに答えられなかったから、その報いかもしれないと思った。」
「だから、俺くんの事は諦めようと思った。」
「お姉ちゃんには俺くんと幸せになって欲しいと思ってる。でも、せめて今まで通り友達でいさせてほしい。」
…と、ざっとこんな感じの話だったと思う。
俺も嫁もしばらく言葉が出なかった。
幸がオーストラリアに出発する頃、俺は自分の気持ちはともかく幸にはもう脈が無いと思っていたので、幸の気持ちには全く気が付かなかった。(モテる人は気が付かくのかもしれないね。)
嫁には例の草津の湯の時に「幸と付き合ってた」疑惑をかけられていたので、俺が一方的にアタック→玉砕を繰り返してた事は伝えてあった。
だから、やっぱり幸の気持ちの変化は分からなかったと思う。
なにより遠い異国にいる幸本人がその事を隠そうとしていたんだから…。
気づくと、嫁も泣いていた。
俺なんかよりよほど修羅場だったと思う。
俺「何がきっかけで俺への気持ちが変化したの?」
幸「働いている頃、仕事、恋人、父親とも上手くいかずどん底にいたとき、俺くんだけは『どんな時でも俺は幸の味方だよ』って言ってくれたの」
幸「そう言われて、本当に俺くんがいつも私の側にいて助けてくれてた事に気がついて…」
前にも書いたけど、
その頃に俺は既に悟りを開いてしまっていたので幸への恋愛は無しだったの。
ただ、やっぱり大切な友達だから今まで通り誠実に付き合いたいと思って接してたから、その辺がきっかけだったのかなぁ?
さて、経緯はさておきドライな言い方だけど、
今後の方針をなんとかしなければならない。
俺「幸の気持ちは嬉しいけど、俺は嫁と付き合ってるし、その気持ちには答えられない。ただ、友達でいたいと思ってる。」
言葉だけ捉えたら、カッコつけてるって思われるかもしれないけどこれは俺の嘘偽りない本心だった。
でも、言ってから思ったんだけど、俺がさんざん幸に言われてた事だなって。
意識して言ったワケじゃなけど、幸にとって俺の言葉は意趣返し(いしゅがえし)になってしまったかも知れない。
幸「そう言われるだろうと思ってた。でも、そう言ってもらえて嬉しいよ。」
幸「俺くんにはっきり言ってもらって良かったよ。なんかスッキリした。」
幸は笑顔だった。
俺は幸は強いなと思ったよ。
そんな内心穏やかじゃないよね。
俺だって嫁だってそれぞれまともな精神状態じゃなかったと思う。
でも、幸は笑ってた。
虚勢を張ってたのかも知れない。
そんな状況のなか、嫁はじっと話を聞いていた。
幸が思っていることをいっきに話してしまったので、
嫁にはあまり選択肢が残されなかったんだと思う。
どんなに考えても俺は嫁と付き合っていて、幸とは友達以上にはなれない。
これが現実でこれにを前提に答えを出すしかない。
嫁と幸の間の事にしたって、俺の立ち位置をはっきりしないといけないと思った。
逆に嫁と幸の間には入れないし、その事は二人で結論を出してもらう事しかできないもんな。
ところで、その後も少しづつ話を聞いていると、三人で出かけた時、幸は俺との「最初で最後のデート」って気持ちが多少なりともあったそうだ。
当事者でなければ「それなんてエーロry・・・」ってな話だけど。
それに姉の存在は・・・?
この辺が幸の性格がいかんなく発揮されていると思って、思わず笑ってしまったが二人には睨まれたよorz
まあ、思いは吐き出した方が良いっていうけど、この時もそうだった。
いろいろ話しているうちにギクシャク雰囲気は少なくなっていった。
最後は出発の日の予定を決めて解散になった。
そして、3日後、幸はまた元気にオーストラリアに旅立っていった。
その後幸とは、それまで通りと言うかハッキリ「お互い友達同志」で付き合いが続いてる。
良い友達だよ。
思い出しながらで俺と幸の事中心になったけど、一つ嫁の事を・・・
後に聞いたんだけど嫁は三人で話し合いになった時、
話の展開次第では俺と別れて幸を応援しようと決めてたらしい。
幸に「大切な人をry・・・」と言われたことが堪えたみたい。
普通のカップルなら「なんでそんなすぐに結論出せるんだヨ!」とかなると思うが、実の姉妹の事だから致し方ないよね。
嫁「でも、二人を目の前にしてもハッキリ言ってくれたから嬉しかったよ。」はあと
だって。
俺はというと人生に3度モテ期があるって言うけど、
こんなモテ期は二度と来てほしくないと思ったよ。
最後に言っておくけど俺は決してイケメンではないし、もてるタイプではないよ。
なぜこの二人とこんな事になったのかこっちが聞きたいくらいさ。
たぶん盛大なスレ違いになってしまったけど、
これが俺と嫁と幸の馴れ初め(?)です。
それじゃ、ROMに戻るよ。
おやすみ!
楽しませてもらった