担当医師は淡々と、「摘出しかありません。子宮・卵巣・卵管全部取りましょう」。 >> 本人(嫁さん)が一番辛かったと思う。嫁さんを大切にね。
引用元: http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/tomorrow/1458830545/
んじゃ、俺の場合も書いてみる。
俺の場合は、某大手出会い系サイト。
そこに登録しているオトコは、まぁ大体はまじめにつきあう相手を探している奴が多かった(毎月、クレカで数千円ずつ惹かれているのだから当たり前か)。
そこは、サイト内メールとチャットと掲示板がメインで、親しくなって実メールアドレスを教え合うまでは、自分の公開しているプロフだけが唯一の武器。
そこに2年くらいいたかな。
グループでオフ会もやったし、何人かと会うところまで行ったけど、これという決め手が着かず、ずるずると続けていた。
ある日、チャットで知り合っていた女性からいきなり、彼氏にひどく突き放されて落ち込んでいる、という連絡があって、個人情報交換して、電話したり、会いに行ったりもした。
だが、彼女は北海道で自分は東京だから、長距離電話と飛行機を使わないとコンタクトが取れない長距離恋愛。
「会いたい」と電話で言われても、すぐに飛んでいくわけにも行かない。
そうこうしているうちに、その女性の彼氏が謝ってきて元の鞘に。
俺の立場はどうなるw
しかも、どうしてかは知らないが、チャットで俺の悪口が流れていたらしく、チャット仲間のつきあいにもヒビが入った。
ちょっとへこんでいたときに、チャットで声を掛けてきたのが嫁。
実は、それまで嫁はいくら誘っても絶対にOKして来ない「堅い女」だったんだな。
俺としても、他にいくらでも声を掛けられる女がいる環境だから、無理に固執することもないと思い、しばらくは放置していた。
実は、見つかる1年前に明け方具合が悪くて地元の総合病院に担ぎ込んだことがあるんだが、「胃腸炎でしょう」で点滴だけで返された。
そのときにもう発症していたらしい。
どうもおかしいと別の病院で見てもらったら「うちでは手に負えない。紹介状を書くからがん専門の病院へ」と言われ、嫁は職業柄詳しかったので、国立がんセンターを選んだ。
担当医師は淡々と、「摘出しかありません。子宮・卵巣・卵管全部取りましょう」と。
おいおい、うちはまだ子梨なんだぞ。
だが、嫁の命には代えられない。
入院して手術することになった。
手術は無事に終了したが、再発の恐れがないわけではない。
予後治療が始まった。
げっそりと痩せ、髪の毛も全部抜けてツルツルになり、夜な夜な「痛い。痛い」とうめく嫁の体をさすってやる毎日が続いた。
嫁の治療が半年を過ぎた頃、俺の実家の親父にガンが見つかった。
嫁は、「こんなときに役に立たなくてゴメンね」としきりに言った。
辛い時期もあったが、幸い親父の手術も成功し、嫁も回復してだいぶ元気になった。
つけていたウィッグを外せるくらいまで髪の毛も伸びた。
家族の健康は大事だな、とつくづく思ったわ。
おまいらも、家族を大事にしろよ。