ちょっと長い話になっているが、「ほんわか」する気持になったよ。少しずつ二人の距離が近づくところが特に興味深いね。幸せになってほしい。
引用元: ・http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/tomorrow/1429713907/
もう10年以上も前の話
当時のスペック
自分 23 自営業
嫁 16 高校生1年
Yahoo!ゲームに『ブロキシー』ってのがあったのよ
ブロックを崩していくようなやつだったと思う
ゲームルームが幾つかにわかれていたんだが、ゲームしながら同じルームの人達とチャットすることができた
自分はあるルームの常連でいつも外の常連と騒いでいるようなやつだった
ある日、いつも騒いでるメンバーが一人も居らず
外のメンバーと話そうとチャットしてみるも盛り上がりに欠けていたのだが、不意に方言の話を振ってみたところ、真っ先に食いついてきたのが当時高校1年生の嫁だった
こちらは九州、嫁は関西
そのほか北海道に東北と色々な方言で盛り上がり、その時の嫁を含めたメンバー全員と友だち登録をした
後から聞いた話だが、いつも嫁は同じYahoo!ゲームのオセロをやっていたのだが、その日初めてブロキシーを覗いてみたというまさに偶然の賜物だった
さて友だち登録をしたという事は、その相手のログイン状態が分かるのだが、嫁が学校から帰ってきてネットにつなぐと、いつも自分がゲームにログインしている状態で『社会人と言っていたはずなのになぜ毎日夕方にログインできるのだろう』と不審に思っていたそうだ
自分は先にも書いていたとおり自営で、夕方に仕事にダレてくると、仕事をする振りをしつつゲーム三昧だったのだ
そんなことなど知る由もなく、嫁は毎日不審に思っていたそうだ
そんな不審な思いを胸に一週間ほど過ごし
何を思ったか、嫁は自分に対し、1対1で話せるメッセンジャーなるものを送ってみるかと決意
思い立ったが吉日、いきなりメッセージを送りつけてきたのだ
メッセンジャーの存在を知らなかった自分は、いきなり現れたメッセンジャーのウィンドウに焦りつつ、女子高生から声をかけられるという名誉を得たのでした
それから
平日は毎日のように夕方になると嫁からメッセンジャーが届くようになり
色々な身の上話をするようになった
どのくらいそのような時期を過ごしたか覚えてないが、嫁の方から携帯のキャリアを聞かれ、当時の『Vodafone』と答えると、嫁も同じキャリアなので電話番号で長文メールができるととても喜んでくれた
何の疑いもせず嫁に番号を伝え、
すぐに携帯に番号でメールが届き、
女子高生の番号を手に入れた嬉しさで、顔はニヤニヤしまくっていたことだろう
きっと一緒に仕事をしていた奴らは気持ち悪かったと思う
連絡手段がメッセンジャーから携帯のメールに変わったことにより、嫁は朝起きてから通学中、授業の合間の休み時間、寝るその直前までメールをくれるようになった
丁度その頃、自分は実家を出て一人暮らしを始めたこともあり、メールが届くのがとても待ち遠しくなった
朝のおはようメールが嬉しく
休み時間のメールが待ち遠しく
朝から晩まで嫁のことを考えていたと思う
こちらは仕事があるので、毎回は返信できなかったが移動中など、出来る限り返信をする
あるときは、返信をするためにわざわざ移動する仕事を入れたりもしていたくらいだ
そんなある日
不意に嫁から着信があった
初めてのことで焦ってしまい、通話ボタンを押すことなく着信は終わってしまった
とりあえず息を整えてこちらからかけ直す
至って平常心に…
大人の対応…
と思っていたが
どんな会話をしたかさっぱり覚えていない
それだけ緊張していたのだろう
そこからは、メールと電話で毎日連絡を取り合った
電話が解禁になると次は写メを送ってくれと言われ
しぶしぶ送ることに…
が意外に気に入ってくれた様子
こちらもすかさずリクエスト
届いた嫁の写真は
『花より男子』に出演してた時の井上真央に似てる感じ
可愛いやないかぃ!!
惚れてまうやろーー!!
と思ったのを覚えている
と言うか、すでに好きになっていたんだろうけど
好きになっていたとは思うが
相手は女子高生
深みにハマってはイケない
しかも相手は関西
こちらは九州
遠すぎる
そんな想いとは裏腹に嫁は
『君はカッコいいねぇ、私の好きな顔だ』
『逢ってみたいねぇ』
『彼女居ないんでしょ?私なんてどう?』
などと連日メールに電話に波状攻撃
いやいやいや
17と23よ?(その時嫁は高校2年生になっていた)
関西と九州よ?
と否定していたのだが、11月11日Pockyの日にあえなく陥落
晴れて彼氏彼女となりました
この時、まだ一度も逢ったことのない二人だったのだが
すまない
仕事中に打ってたんだが
昔の嫁を思い出して
嫁に会いたくなって家に帰ってくつろいでましたw
>>889の続き
その年のクリスマスに、まだ逢ったことのない彼女にプレゼントを買った
指輪とネックレスだ
相手はまだ高校生
高い指輪ではなく可愛らしいイルカをモチーフにしてある
シルバーリングだ
嫁は今でもそれを大切に取ってくれている
シルバーリングと、その他諸々を24日に届くようにネコのお兄さんにお願いする
24日当日、朝からハイテンションのメールが届く
早速学校に着けて行き、友達に自慢するとのことだった
学校から帰ってきた嫁は
またしてもハイテンションで、友達から羨ましがられたことを報告してくれた
その日もいつもと同様に、自分の仕事が終わった後は電話して、寝る直前までメールをした
おやすみのメールを送った後、嫁が眠ってしまったであろう時間を見計らい
本当のクリスマスプレゼントの写真を取って。メールに添付して送った
クリスマスプレゼントは、25日の朝に届くものだ
続報を待つ!
初めてなので申し訳ない
短く区切って投稿するようにする
朝は毎日おはようのメールが届くものだが
25日の違った
何の前触れもなく嫁からの電話がなる
嫁はやけにテンションが高かった
どんな話をしたか覚えていないが
『ほんとに?ほんとに?』と繰り返していた気がする
自分がメールに添付して送った写真とは、嫁が住んでるところへ運んでくれる新幹線のチケットだ(本チケットかどうか忘れたが、予約が確認できるものだったと思う)
年内に会いに行くことは出来なかったが
年明け早々に行けるよう新幹線と宿の予約が出来たのだ
会いに行くまで2週間ほど時間があったと思うが
遠足前の子供のように、毎日ワクワクして過ごした気がする
とにかく、本物の自分を見た嫁が幻滅しないことだけを祈るだけだった
会いに行く当日
朝から『あと何時間で逢えるね』というようなメールをしてた
新幹線に乗った後も、停車する駅に着くと
『いま◯◯だから後何時間で到着!!』という具合だ
さて嫁の住む町に着、さすがに人が多い、嫁がどこに居るかわからない
と、こちらをじっと見つめている嫁を発見した
どうやら向こうが先に自分を見つけたらしい
聞けば、自分がキョロキョロしているのをしばらく見つめていたらしい
嫁に近づく
はにかんだような笑顔が印象的だった
初めて逢って照れていたのだろう
ドラマの見過ぎで美化されていると思うが
嫁以外の風景がボヤケてて、嫁だけがしっかり見えている
そんな感じだった
自分も何を話していいのかわからず
お決まりの『初めまして』などと言った気がする
とにかく顔をまっすぐ見ることが出来なかった
荷物が邪魔だから、どこかにコインロッカーはないかと、大げさに探したのを覚えている
駅から出た後は二人で並んで歩いた
普通は駅からタクシーを使って15分くらいで着く観光地へ
二人で1時間半以上かけて歩いて行った
歩きながら談笑する
いい雰囲気だ
嫁はツッコミのタイミングで必ず体をぶつけてきた
(そのお陰で何度か転びそうになったが)
照れて手をつなぐことなど出来なかったが
どうしても触れたくて体をぶつけていたのだと
自分の住む街へ帰ってきた後に聞いた
1時間半以上もかけて歩いてお陰で、二人の距離はかなり縮まった
と思ったが、まだ手をつなぐに至っていない
そこへ観光地ではおなじみの人力車のお兄ちゃんが声をかけてきた
『デートですか?初めてなら案内しましょうか?』と
ナイス、人力兄ちゃん
早速二人で乗り込む
要所要所で人力兄ちゃんが写真を撮ってくれた
今その写真を見ても、微妙な距離で緊張した面持ちの二人が写っている
人力車に乗っているのに、その微妙な距離がなんとも言えない
そんな微妙な距離のまま時間は過ぎたのだが、嫁が足を踏み外しヨロケた瞬間
とっさに嫁の手をつないだことで、一気に距離が近づいた気がする
あまりにベタな展開で申し訳ないのだが、まぁ現実なんてそんなもんだろう
しかしその後はずっと手をつないでいたと思う
嫁の門限である21時に家に送って行くまでずっと手をつないでいたと思う
その日はそれ以上のことはなく
嫁の家の近くまで送って行き、また明日と別れた
んー
もしかしたら別れ際に抱きしめたりしたような気もするが
なんだかイッパイイッパイだったようでよく覚えていない
ただ、その日の楽しかった余韻に浸り一人電車に乗って
予約しているホテルへ向かったのは覚えている
きっとニヤニヤしていただ事だろう
23の男と17の女子高生
周りにはどう見えただろうか?
嫁は少し大人びているところがあったから
そこまで違和感なかっただろうか?
今夜はここまでにさせていただく
もし楽しみにしてくれている方が居られれば
また明日続きをやらせてもらおうと思う
>>901の続き
次の日、ホテルで寝ていたら、早朝から嫁がやってきた
始発の電車に乗って来たらしい
家を5時過ぎに出てきたというが
季節は冬
真っ暗の中を来てくれたのかと思うと
心配でもあり嬉しくもあった
ホテルでの朝食はバイキングだったが、朝食など食べてる暇も惜しんで
布団の上で嫁とじゃれあった
要はくすぐったりくすぐられたり…
不意に自分が嫁の上に馬乗りのような格好になった
二人でじゃれあったせいで嫁の顔が少し赤くなっていた
微笑む顔がとても可愛かった
思わずキスをしてしまった
決して濃厚なやつではなく
唇と唇が触れる程度
時間もとても短いものだったと思う
顔を話した時、嫁はとてもびっくりした顔をしていたが
すぐさまギュッと抱きしめられた
自分は不意打ちみたいなキスで申し訳ない気持ちだったのだが
嫁はもっとして欲しかったが口に出すことが出来ず
ただ抱きしめることしか出来なかったらしい
>>906の続き
結局じゃれあったままチェックアウトの時間になりホテルを後にした
初めて逢うので遠慮して1泊2日にしたのだが、もう1泊くらいしたかったなと後悔した
午後は荷物を駅のロッカーに預け、どこに行くでもなく手をつないで二人で歩いた
途中、ゲームセンターを見つけプリクラを撮り
嫁がくまのプーさんが好きということで
UFOキャッチャーで40cmくらいのプーサンを取った
嫁はあなたの代わりに毎日一緒に寝るんだとプーさんを抱きしめ喜んでいた
その時のプリクラとプーさんは今でも我が家にちゃんとある
新幹線の時間が近づく
二人でロッカールームの奥に陣取って抱きしめ合った
キスはそんなにしなかったと思う
ただ離れたくなくて、ずっと抱きしめてたと思う
周りの視線が気になったが自分は新幹線に乗って遠くに帰るんだと思えば
そんな視線は気にならなかったが、嫁は恥ずかしかったかもしれない
楽しみにしてますので、無理のないペースでプロポーズまで続けて欲しい。
続き待ってます
ホームに向かう途中、雑貨屋にて1000円くらいの時計を2つ買った
キーホルダーになるやつだ
2つの時計を秒針まで合わせ1つを嫁に渡した
離れていても一緒の時間を過ごせるようにと
その時計も嫁の宝箱にまだ入っていたな…
嫁は駅のホームまで付いてきて
新幹線の発射のベルがなるまでずっと手をつないでいた
出発間際、嫁は黄色い線の内側に入るために僕の手を離す
それまでニコニコしていた嫁の顔が一気にクシャクシャになり
泣きだしてしまった
その顔を見て嫁に駆け寄りギュッと抱きしめて
そしてまた新幹線に戻った
一度閉まりかけたドアが、自分の所為でまた開く
嫁は驚いた顔をしていたが、またクシャクシャになり泣いた
こちらも泣きそうになるのを堪えながら笑顔で手を振った
車両が動き出す
嫁も動いて車両を追いかけるが、さすが新幹線
早すぎて嫁の姿が見えなくなるのが思いの外早かった
座席に座り、一緒に取ったプリクラと写メを何度も何度も見返した
そして、初めて逢ったけど、あれが楽しかった、これが楽しかったと
メールに長文でしたため嫁に送った
嫁からは、プーさんにキスしている嫁の写メと、
もっとキスしたかったと言うメールが返ってきた
このメールは、機種変更してしまうまで、別フォルダで保管をしていたものだ
まぁ、嫁との馴れ初めと言ったらこんなところだろうか?
あとは… 何度も会いに行ったとか
喧嘩をしたとか
嫁から浮気をされたとか
でも結婚したとか
そのくらいだと思うw
ご清聴ありがとうございました