「私はこの指輪がいいなー」「ちょっと聞いてるの」「え?私もう、お母さんに結婚するって言っちゃったよ」 >> いけいけドンドン、幸せゲット
引用元: http://www.logsoku.com/r/2ch.net/tomorrow/1399013681/
本当の年収:俺は30半ばで年収1000万、嫁はもうちょっとだけ若くて年収300万だった。
当時の俺は婚活をしていて、年収だけを見てがっつく女性に辟易していた。
なので、一度、年収500万って活動することにした。
一方、嫁はなんとなく見栄を張って年収500万と偽っていた。
500万って言ったらどんな男性が来るのか興味があったらしい。
んで、寄ってきた男はみんな低年収ばかりで辟易していて、ぼちぼち婚活をやめようかなと思っていた。
そんな2人が、なんとなく食事に出かけることになった。
婚活サイトのマッチング?でたまたま引っかかった。
お互いにメール交換して連絡を取ったんだ。
俺がランチの場をセッティングした。
当日、ニッコニコの嫁が登場した。
なんでも、ずっと行きたかった店だったそうだ。
満面の笑みで料理をぱくつく嫁を見て、俺はコイツとなら幸せになれるんじゃないかと直感した。
俺は満足し、「また帰ったら連絡しますね」と挨拶して帰宅した。
ところが、嫁は脈なしと思ったらしい。
あとで理由を聞いたんだけど、
「今までのお見合いした人たちほどがっついて来なかった。クールに対応された気がした」
「帰ったら連絡ってことは、面と向かって話せない内容。ってことはお断りだな」らしい。
だから、また出かけようと連絡を貰った時は、びっくりしたんだってさ。
そんなこんなでお互いに仕事が忙しいなりにも時間を作っては食事に出かけた。
独り身の長かった俺は、お洒落なレストランに行ける喜びもあり、食事に誘いまくった。
半年が過ぎ、俺から真剣交際を申し込む頃には、お互いコロコロに太ってしまった。
「仕事のご褒美!」「こんな時にしか美味し物食べられないから!」
と言い訳していたが、会う人会う人に「最近太ったな」 と言われる始末・・・
それから、2人のダイエットが始まった。
俺たちは外食を減らすことにした。
元々2人とも料理は得意で、彼女が泊まりに来る時は自炊にした。
2人の休みが重なった時だけご褒美の外食にした。
また、ジムにも通うことになった。
一緒には行けなかったけど、お互い励ましあって痩せた。
1年が過ぎたころ、お互いの体はすっきりした。
俺はなんとなく、「お、指も細くなったじゃん!指輪もサイズダウンするんじゃない?」 と言った。
嫁は、指輪のサイズのことを気にしてくれた!やった!プロポーズだ!
と脳内変換した。なんでやねん。
その翌週、ゼク○ィを片手に嫁が待ち構えていた。
「私はこの指輪がいいなー!」
「式場の希望は・・・」
「ちょっと聞いてるの?」
「え?私もう、お母さんに結婚するって言っちゃったよ?」
こうして嫁と結婚することになった。
ちなみに、嫁は結婚するまで俺の年収を500万だと思っていた。
俺はそんな設定をすっかり忘れていた。
嫁は結婚してすぐに身籠り、退職した。
なので、結果的に嫁の収入はいくらでも関係がなかった。
大したオチもないけどこんな感じ。