結婚し子供が出来て、この地に骨を埋める覚悟で家を建てました。家庭を支える使命感と仕事の楽しさを持って働いていましたが玉突き事故に… >> 神様を恨みたくなるな…
引用元: ・https://www.logsoku.com/r/open2ch.net/kankon/1403107203/
ウン十年前の父の修羅場。
私は当時とても幼く、その頃の記憶はありません。
父はある職業のプロ(のようなもの)で、業界が成長期で引き抜きにあい、拠点を東京から地方に移しました。
そこで結婚し子供が出来て、この地に骨を埋める覚悟で家を建てました。
激務でしたが彼は血気盛んで、家庭を支える使命感と仕事の楽しさを持って働いていました。
ですがある日、玉突き事故に巻き込まれました。
緊急搬送先の手術で両足を切断されそうになりましたが、彼は断固拒絶。
すね部分の筋肉と骨の欠損が激しかったのですが、いくつものプレートとボルトを埋め込んで、皮膚移植もしてなんとか足を形成してもらいました。
ですがリハビリしてもどの程度回復し、歩行可能になれるかどうかも分かりませんでした。
体が資本の仕事に誇りと情熱を持っていた彼は、きっと絶望感に苛まれたことでしょう。
事故を引き起こした大学生にも怨み骨髄で、思い出しては「ぶっ殺してやる」等と叫んでいたと聞きました。
入院中のある日、その大学生とご両親がお詫びの挨拶をしに、病室を訪れました。
父は会いたくもなかったようですが、仕方なく面会しました。
彼はそこで目にしたご両親の姿が、今でも忘れられないそうです。
お二人とも車椅子利用者の方でした。
その姿を見た瞬間、怒り心頭だった頭から何かがスッと冷めていきました。
この大学生には何か、足にかかわる因果のようなものがある。
そう見えたようです。
許す許さないとは別の部分で、どんなに恨んでも足は元に戻らないし、足のことを責めたらご両親も可哀相だと思えたそうです。
その後は精力的にリハビリをしたり、余裕をこいて「病院食では体力が足りない血が足りない肉食いたい」と病院を抜け出し、近所のお肉屋さんで好物の生レバーを買っていたところを看護師さんに現行犯逮捕されたり。
障害者認定されたそうですが、退院早々に手帳を亡くしたまま興味がない様子です。
私が物心ついた頃には、すでに杖は玄関に放置したままで、いつの間にか消えていました。
今ではだいぶ歳を取りましたが、走れないものの、ピョコピョコ歩き回って同業の仕事をしています。
つい最近、私の大切な人が足の大怪我で入院をし、予後が良くなく遠方に転院してしまいました。
ずっと会えないままのもやもやした気持ちを整理したくなり、父の話を思い起こし、備忘録として書かせていただきました。
お目汚し失礼いたしました。
バッカじゃねーのwww
馬鹿に構うんじゃねーよ
居座ったらお前のせいだからなw