最後に親父が言った言葉は「妹 愛し続けろよ」だった。墓参りに夫婦で墓前に立ち、「俺が生きてる限り愛してる」と言った >> お幸せに。
引用元: ・http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/tomorrow/1392850534/
kwskされたので書いてみます。
スペック 俺48 会社員
嫁25 専業主婦
嫁と初めて会ったのは嫁が小3の時 親父の再婚相手の連れ子だった。
実の母は、俺が高校の時に病死しており、親父は男手一つで俺と弟を社会人になるまで育て上げてくれた。
社会人になって仕事が忙しくってほとんど実家に帰ってなかった俺に、親父が話があるからかえってこいと連絡してきたので、休暇をとって帰省したらそこに今の母親と妻がいた。
妹は最初は継母の後ろに隠れるようだったけど、水族館や映画に連れて行ってあげてるうちに すっかりと俺に懐いてくれた。
月日が経ち、妹が就職の事で相談したいと連絡してきたので、久しぶりに帰省して夜に外で二人で飲みに出かけた時に好きだって告白された。
その時の俺は、妹に対して恋愛感情とか持ってなかったので、気持ちは嬉しいがこんなオッサンより良い男は他にもいるだろ?
みたいな事を言ってその日は判れた。
その次の年の春、妹は念願だった会社に就職が決まったので、祝ってあげようと思って何かほしいものは無いか尋ねたら、俺が住んでるところが見たいと言ったので断る理由が無かったので承諾した。
数日後に待ち合わせに指定した駅にやってきた妹は、俺を見つけると駆け寄って抱きついてきた。
あまりのことに驚いてると、妹は泣きながら「会いたかった」と。
とりあえず落ち着かせて俺の部屋に連れて行き、話を聞くと妹は中学生くらいから俺のことが好きだったらしい。
しかし、血が繋がってないとはいえ兄妹だからと諦めていたと。
でも時が経つごとに俺への想いが強くなって、ついに去年、告白してしまったとの事だった。
それから俺は悩んだよ。
妹はまだ若いし、俺はもう40越えたオッサン。
血が繋がってないとはいえ、家族だし。
結局その時はちゃんとした答えを伝えられないまま、夏になった。
実母の法事があったので帰省した折に、実家に帰ると継母に妹との事を尋ねられた。
継母は妹の気持ちに薄々気がついてたらしくって、俺はどう思ってるんだって聞かれた。
その時も俺の気持ちはハッキリとはしてなかったのだが、継母がこっそりと妹の日記を持ってきて見せてくれた。
その日記には俺への想いがギッシリと書かれており、俺は不覚にも読んで涙が出た。
俺の心の中で妹に対する感情が変わった。
実家から帰って数ヶ月。親父から電話があった。
親父は悪性リンパ腫に患ってて転移があって余命半年と医者に言われたと。
それから継母から妹の事は聞いた。
お前はどうなんだ?と尋ねられた。
素直に妹が好きだと応えると「そうか。お前たちの好きにしろ」と親父は言ってくれた。
長文でスマン
俺と妹は話し合って、親父が生きてるうちに結婚しようと決めた。
年が明けて、春に俺達は結婚した。
家族だけの小さな式だったが親父は嬉しそうだった。
でもそんな親父も結局3ヶ月ほどでこの世を去った。
最後に親父が俺に言った言葉は「妹 愛し続けろよ」だった
そして昨日。親父の命日だった。
墓参りに夫婦で墓前に立ち、俺は妻に「これからも、俺が生きてる限り愛してる」と言ったよ。
長文・駄文でスマンでした。
ROM専に戻ります。
あぁ 書き忘れてたよ。
妻は墓前で号泣して抱きついてきたよ。俺も泣いたけど。
継母がウンウンと頷きながらやはり泣いてたけど俺らを抱きしめてくれた。
昨日、今日と実家なのとやはり命日だった事もあって、夜のほうは何もしてなかったけど家に戻ったら頑張ろうと思うよ。
今 嫁は継母と晩飯の買い物行ってるので、留守番しつつこれ書いている。