当時俺は新婚だった。もちろん浮かれていたし、毎日がバラ色だった。会社の先輩や上司に「どうだ?」と訊かれたら「幸せっス!」と迷いなくのろけていた。
引用元: ・https://www.logsoku.com/r/open2ch.net/kankon/1457020072/
自分の世間知らずさを痛感した修羅場。
当時俺は新婚だった。
もちろん浮かれていたし、毎日がバラ色だった。
会社の先輩や上司に「どうだ?」と訊かれたら「幸せっス!」と迷いなくのろけていた。
なぜ世の男はもっとのろけないんだろう、嫁さんの悪口ばかり言ってダセエ!と思っていた。
しかし俺の認識はあるとき一変することになる。
俺が結婚したのは春で、ほんの2ヶ月後に会社の納涼会があった。
その場で絡まれまくった上、
「よっしゃ二次会は(俺)の家だー!」
「自慢の嫁さん見せてもらうぞー!」
「ウォー!!」の大合唱。
さすがに浮かれ新婚モードの俺でも、夜22時過ぎに酔っぱらいを12人連れて、アパートに帰っちゃならねえことくらいはわかる。
最初は「も~悪い冗談やめてくださいよ~」とかわそうとしたが、皆ニヤニヤニヤニヤして「自慢したいんだろ?見せろよ」「実物はどんなのかな楽しみだなぁ~」
と全く引く様子がない。
見るに見かねたか、係長と女将が裏口から逃がしてくれて事なきを得たが、助けがなかったらどれだけ粘られたかわからない。
結果的に修羅場にはならずに済んだが、結婚前気団板等でイメトレし2ch脳になっていた俺は「ここで押し負けたら嫁が実家に帰ってしまうかも!」と一人で精神的修羅場だった。
以後俺は職場でのろけるのを一切やめ、適当に愚痴をでっちあげるようにした。
ダセエと思っていた嫁の悪口が必要悪というか、一種の潤滑油であったと身に染みて知り、一つ大人になった気がした。
あなた偉いね