駅から家まで徒歩で15分程なのだがその間の数十メートル程、空き地が続くので薄暗い道がある。薄暗い帰り道、前を細いJK(制服着ていたので多分JK)が歩いていた。
引用元: ・https://www.logsoku.com/r/open2ch.net/kankon/1474327100/
1年程前あった修羅場。
主に俺ってより犯人が修羅場であったろう話。
駅から家まで徒歩で15分程なのだがその間の数十メートル程、空き地が続くので薄暗い道がある。
薄暗い帰り道、前を細いJK(制服着ていたので多分JK)が歩いていた。
足細いなぁとか思いながら距離空けて歩いていたら後ろから自転車が猛スピードで走って来て、JKの紙袋?女の洋服屋とかでくれるようなヤツを引ったくっていった。
俺は恥ずかしながら直ぐに動くことはできず「あ・・・警察・・・」と思いスマホを取ろうとしたらそのJKが凄い勢いで走り始めた。
走る足音を気にしたのか必死で自転車をこぐ引ったくり犯が後ろを振り向いたら電柱にぶつかり犯人は盛大にコケた。
追いついたJKは犯人を見下ろし紙袋を拾うと自分の鞄を犯人の頭部に振り下ろした。
俺はもうびっくりして反射的に近くのアパートの影に隠れた。
JKは小さな声で「〇ね・・・〇ね・・・」と繰り返しながら鞄を振り下ろす度に犯人の「ぐぇ」だが「ぎゅご」だかそんなうめき声が聞こえた。
何故か俺は気配を殺しながらアパートの影から動けずにいた。
最後にどずっと大きな音がしたのは鞄じゃなく蹴ったのかもしれない。
音がやんだのでそーっと電柱付近を見てみると、もうJKの姿はなく男が泣き声とも呻き声ともつかない嗚咽を1人で漏らしていた。
しばらくしてギィって音がして足を引きずるような音と共に犯人の男はいなくなっていた。
怖かった・・・・。
それ以来、あの道は通らず遠回りして帰ってる。
しかしすげー細身の女の子が冷静に大の男(背格好からして20代か30代くらいだと思った)をぶちのめせることにビックリした。
人生最大の修羅場だったが自分には直接関係ないってのは俺のモブ気質のせいかもしれない。