俺と嫁さんは元々同じ小学校のクラスメイトで嫁さん曰く幼馴染だった(らしい)。しかし、当時の俺はガキらしく、女子となんて仲良く出来るかと女子の名前と顔が一致しない・・
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>>929
書き溜めしてないから、ちょっと待ってくれ
俺と嫁さんは元々同じ小学校のクラスメイトで嫁さん曰く幼馴染だった(らしい)
しかし、当時の俺はガキらしく、女子となんて仲良く出来るかと女子の名前と顔が一致しないくらい女子との付き合いのない奴だった
おかげで当時の嫁さんの事なんか、班も違ったし席も遠かったからこれっぽっちも覚えちゃいなかった
そんでもって極めつけに俺が10歳の時に親の都合で本州から九州に引越し、この時点で普通なら関係は切れるはずだった
だけど、その十年後にまだ九州に住み続けてた俺の所に同窓会のハガキが届いた
わざわざ住所調べて送ってくれた当時の悪友達の気遣いに感謝しつつ参加するに丸をつけて返信
同窓会の予定日に合わせて夜行バスで本州に出発
この時点で顔も名前もロクに覚えてなかった嫁さんの事なんか全く頭に無く、同窓会ついでに秋葉に行こうとか考えてた
幸い事故とかもなく無事当時の街に到着
小学校の頃は父方の祖父母の家に同居してたので、滞在中はじいちゃんばあちゃんの家に世話になってた
そんなこんなで同窓会の日がやってきて、集合場所の当時通っていた小学校に到着
俺より先に来てた当時の悪友達が、暖かく出迎えてくれた
そんでもって当時の同級生達もぞろぞろ集まりだし、同じく呼ばれていた先生も来た事で、会場は学校の近くにある鉄板焼き屋に移動
そこで適当に席に座ったら俺の正面に座ったのが嫁さんだった
嫁さん「N君(俺の事ね)久しぶり~私の事覚えてる?」
俺「えっと……ごめん、誰だっけ?」
嫁さん「あはは、やっぱりN君私の事覚えてなかった~♪」
覚えてなかったのに何故か嬉しそうな嫁さん
後で聞いたんだが、当時の無愛想な俺を覚えてたから全然変わってなくて嬉しかったとかなんとか
そうやって始まった同窓会と言う名の飲み会で俺はなんとなく鉄板焼き係としてひたすら焼き続けてた
途中席替えもあったけど嫁さんは俺の正面から不動
その内、周囲も俺と嫁さんをなるべく二人だけにしようとしてるのを俺もようやく気づく
実際、酔って嫁さんに絡む男子が現れても
嫁友「N君、Iちゃん(嫁さんの事)取られちゃうよ?」
みたいな事を大声で言ってちょっかい出す奴を牽制してくるので、流石に気付くって話
どうも嫁さんは同窓会の誘いを出した悪友に俺が九州から来る事を聞いて、他の友人達に俺を落とす為の協力を頼んでいたらしい
どうしたんだ
ヘヘイベイベー?
嫁さん曰く、この時は俺が初恋の幼馴染と相当美化した思い出でやる気満々だったらしい
だが、あいにく当時の俺は女子から全くモテた事の無い恋愛経験なしだったので、正直同窓会の記念に仕掛けたドッキリかなんかじゃないかと疑ってた
なので必然的に嫁さんへの対応はセメントとまで言わないが、ぶっきらぼうな物になってしまう
しかし、俺=無愛想というイメージで固めてた嫁さんは全くめげない
おかげで俺もドッキリならドッキリでいいやぐらいの気持ちになり、酒の力も借りて嫁さんと普通に話をしだす
そしたら、↑の方に書いた様に俺が初恋の相手だの幼馴染と思ってただの、当事者なのに初耳な話が出まくる
当時同じクラスというだけでロクに話した事も無い相手だったから、嘘くせーと思いつつも、この時には嫁さんの事を可愛いなと思う様になってたから、キスぐらいさせてもらえるだろうかなんて下心も芽生えてた
そうやって何時のまにか距離が縮まった所で飲み会が終了
その後二次会でカラオケに行く連中が多い中で、俺は二次会断ってさっさとじいちゃんばあちゃん家に帰る事を伝えた
そしたら、嫁さん&仕込みを手伝ってた嫁友&悪友達が明らかに不審になる
俺としては先生に会えたのと最初の飲み会で満足だったし、翌日秋葉に行きたかったから早く帰りたいだけだったんだが、二次会に俺も行くと思ってたらしい嫁さん達は、想定外の事態にテンパっててなんか面白かった
俺「俺、音痴だからカラオケ行ってもシラけると思うし」
嫁さん「いや、でもほら聞くだけでも楽しいんじゃない!?」
俺「素人の歌聞くくらいならCD聞くし」
嫁さん達「……」
終始こんな感じの無愛想な対応なのに、嫁さんとにかく食い下がる
最終的に嫁さんも二次会に行かないで帰るから、俺が家まで送れという話に
帰り道では、元々口数が少ない俺から話かける事はほとんど無しで、嫁さんからの質問に答えるか、嫁さんの学生時代の話に対して自分はこんなだったと返し歩く
そうやって、嫁さんの実家目の前という所で遂に俺がKYな事を言ってしまう
俺「ここがIのウチだよな?」
嫁さん「うん、そうだよ」
俺「かなり予定狂ったかもだけど、実はドッキリでしたっていうオチは言わないのか?」
嫁さん「は?」
この時点でヤバイとは思ったが、嫁さんの言うまで動かないと言いたげな視線に俺は思ってた事を全部答えた
そしたら、飲み会では終始機嫌良さそうだった嫁さんが怒る&泣く
嫁さん「私は本気だったのにN君はそんな風に思ってたの!」
本当は涙声で濁音だらけの発音で聞き取りにくかったけど、こんな風にブチ切れられたので流石に平謝り
騒ぎ聞き付けて嫁父や嫁さんの双子の妹が外に出てきててんやわんや
最悪な嫁実家初訪問になってしまった
んで、結局嫁さんとはとりあえずお友達から始めましょうという事で、携帯番号とメアドを交換
その為、初Hどころかキスすらなく九州に帰った
まあ、遠距離恋愛とか続かないっていうし、他にイケメンな男現れたらフツメンの俺なんて乗り換えてポイだろなんて俺は思ってた
そう、家の前で思いっきり泣かれたクセにこの時の俺はまだ嫁さんを甘く見ていた
九州帰った当初は頻繁にあったメールも数が少なくなり、そろそろ自然消滅かなと思ってた頃
大学の春休みのバイトが終わって家に帰ったら、玄関には見たことのない女物のブーツが……
察しがつくだろうけど、嫁さんが九州まで遊びにきてた
メールの数が減ったのは旅費稼ぎで、バイトやってたから忙しかったというオチに加え、将を射んとするならと言わんばかりに、いつの間にか俺の両親や妹にまで気に入られてる嫁さん
初恋拗らせた女って怖いと思った
その後はもうとんとん拍子で両家公認の結婚前提の恋人同士
いつの間にか実家が嫁さんの私物が増えていき
大学四年の頃には卒業に必要な単位は取った嫁さんが俺の家に越してきた
一歩間違えたらストーカーなんだけど、この頃には惚れた弱みで何とも思わなくなってた
そして、俺と嫁さんの大学卒業&就職と同時に入籍
結婚と同時に家を出て、26の時に長女が生まれて今に至るって感じです
駄文失礼しました
>>928
乙です
生半可な思いじゃないよな
何がそこまで928の嫁さんにさせたのだろう
もちろん928にそれだけの魅力があったのだろうけど
普通は同窓会で会って現実に戻ったりするものだけど
惚れた弱みって、お前いつ惚れたんだよw
書いてないぞw
惚れられた弱みかw
>>939
理由は聞いてもはぐらかされる
墓場で持ってかれそう
>>940
そういう事かも知れん
でも普段おしゃべりなのに、その事に関してだけは口硬いんだよね
>>941
付き合ってる内に惚れたって事です
特に俺の母親にウチのカレーの隠し味とか聞いて、わざわざ俺好みのカレー作ってくれた辺りで惚れた
一番好きな食い物がカレーだから、多分嫁さんに狙い撃ちされたっぽい
なんだか不思議だが、よかったな!
奥さんも普通のルックスで、邪魔が入らず初恋を維持だったのかな。(失礼ながら・・)
同じような性格だったけど、冗談めかしてよってきた女の子から逃げていたのはアホだったな・・
には是非とも嫁さんが惚れた理由を聞き出して欲しいな
>>944さん乙
嫁さんと趣味が一緒って羨ましい
>>943
実はそうでもなかったりする
当時嫁さんは大学のサークルで恋人一歩手前(二人組になるなら自然とそいつと組むって感じ)の男の知り合いがいたらしい
例の同窓会の誘いがもう少し遅かったら、そっちと付き合ってた可能性もあったと嫁さん本人に言われた
まあ、結局は運命のイタズラが起きて(むしろ起こらず?)嫁さんは俺の隣にいる訳だが
>>950
久しぶりにその理由聞いてみたら
嫁さん「あくまで初恋はきっかけに過ぎないんだから、人の大事な思い出ほじくり返すなー!」
って叱られて、その代わりに教えてくれたんだが、同窓会で俺が鉄板焼き焼いて他の連中に配ってたので、無愛想なのに面倒見が良いのが昔の俺のままでそこが決め手になったんだとさ
ずいぶん引っ張った思い出だ。