私が住んでる地域は、少年ジャンプが当日販売されないような、閉鎖的な僻地。昔から村の中だけで結婚を繰り返してきたから昭和の中ごろから、他の地域の人間を入れるようになった。
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修羅場とまではいかないけど、勤めた会社で、ある1人の人にいじめられた理由が理不尽だった。
私が住んでる地域は、少年ジャンプが当日販売されないような、閉鎖的な僻地。
昔から村の中だけで結婚を繰り返してきたから昭和の中ごろから、他の地域の人間を入れるようになった。
私がそんな村に嫁いだのは20年前。
よそ者をとことん嫌う姑との同居で、心身ともに苦労を重ねたが子供がある程度大きくなって、私は外で働くことにした。
勤めた会社には同世代が多く、私は中でも「れい子さん」という人と仲良くなった。
どちらかというと、あちらが私に近寄ってきた形だった。
数週間後、他の人とも仲良くなって楽しく働いてた時、社長が親睦会で「いまさらだが、改めてみんな自己紹介をしてくれないか?」なんて言い出したので、みんな一人ひとり前に立って、簡単な自己紹介を始めた。
私も、緊張したけど住所や家族構成、趣味なんかを話した。なんとかうまく言えたと思う。
しかし、次の日から突然、れい子さんの態度が変わった。
続きです。
もう冷たいのなんのって、無視どころじゃない、みんなを私から遠ざけるし、露骨に冷たい言葉も吐くし、お昼も一緒に食べてくれない。
すごくすごく悩んだけど、あまりにひどい態度だったので、他のグループの人と仲良くしてもらうようにした。
それでも、れい子さんはいろいろ妨害してきたけど、そのグループでは仲良くやっていけた。
でも、私から話さなくなって接点がなくなっても、れい子さんの攻撃はひどかった。
私はとことんバカバカしくなって、こちらもれい子さんを嫌うようになってしまった。
そんな私たちを見かねて、ある人が私たちの前で、どうして仲が悪いのかと聞いてきた。
れい子さんは最初何も言わなかったけど、私が「あっちが先」と言ったら、口を開いた。
その理由がバカみたいだった。
れい子いわく「ずっと前、自分の妹がこいつの村に嫁いだことがあって、ひどくいじめられて、ウツになった挙句追い出された。こいつが自己紹介で住所を言ったときに同じ血を引くこいつを許せないと思った」。
最後です。
しばしの沈黙の後、他の人が私に指差して「この人、あの村に嫁いだ人よ?」と言ったら、れい子さんは「だって、あそこは近親相姦村じゃないか!」と。
その後、あきれながら私が、あの村にとってはよそ者だということと、私だってあの村で死ぬほど苦労したことを話したら、れい子さんは目からウロコが落ちたかのように明るい表情になった。
そして、次の日から急にまた、れい子さんが優しくなったんだが、いじめられていた私の傷は癒えず、大嫌いになったれい子さんと再び仲良くなることはなかった。
そして、数年後に退職して、町のスーパーでバッタリ会ったけど、れい子さんが私を見て「あっ!」みたいな顔しても、つーんと知らん顔して通り過ぎた私だった。