好みか好みじゃないかなんて結婚ではたいした話じゃない。それより重要なことは幾つもあるだろう、と。 >> そうかもね。嫁さん大切にしてくれ。
引用元: ・http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/tomorrow/1411193659/
きっかけは妻が最初の旦那と結婚したことかな。
妻、最初の旦那とも大学時代のサークルの仲間だったんだが、妻とはサークル時代、ほとんど喋らなかった。元旦那と俺は仲良かった。
そのつながりで妻と元旦那が結婚後、ちょくちょく遊びに行ったのだが、そこで妻と色々話して「話してみればわりと分かり合えるやつだったのかな」と。
妻と元旦那が離婚して、三年後に自分と結婚しました。
言うまでもないことですが、重複期間はないです。
二人目の子供が生まれたので記念カキコ。
支障のない範囲で結婚までのきっかけをkwsk
kwsk頂いたんで書きます。
まとめてないのと、酒入ってるんで読みにくかったら申し訳ない。
長くなるかも。あとフェイクいれます。
出会い当初にまで遡ると、20年近く前の話になる。
当時、俺は大学三回生で演劇系のサークルの部長だった。
そのサークルへ新入部員として入ってきたのが妻。
毎年20人近く入るサークルだったので、そのときの俺の印象としては、数多い新入部員候補の一人でしかなかった。
妻側の印象は「怖くて近寄りがたかった」とのこと。
精一杯フレンドリーなキャラを演じていたんだけどね…。
で、元旦那はそのときの副部長だった。
部長と副部長という間柄、仕事で協力しあうことは多かったし、
お互い演技での実力というか、そういうものを認め合っていたりもした。
が、彼には大きな欠点があった。それは女関係のだらしなさだった。
そういう子をひっかける能力は天才的だった。
まあ、俗にいう女ったらしというやつだった。
だけど、そんな元旦那と俺は、不思議と気があった。
演劇系のサークルなんてみんなそんな感じだと思うけど、自分がいたサークルもとにかく時間的に周密なところで、部員は顔合わせない日の方が珍しいくらい、いつも一緒だった。
十九、二十歳の男女をそんな環境に押し込めれば必然的にそうなるように、どこがひっついて、どこが別れたなんて日常茶飯事だったわけ。
そんな中にあって俺はどちらかというと穏やかな方で、サークルにいた三年間でつきあった女は二人だけだった。
そんな俺と真逆にいた元旦那とは、たぶんプラスとマイナスが引き合うように、お互いにないものを持っている同士として気が合ったんだと思う。
サークルに入ってきたばかりの妻は、典型的なまじめっ子だった。
小さくかわいい小動物系の美少女で、同期の人気は高かったが、あっという間に、元旦那に捕まった。
同期だった多くの男は絶望したらしい。
そんな二人を、俺はさめた目で眺めていた。
元旦那になびくような女は男を見る目がない駄目な女だと決めつけていたし、別にいれあげている女もいて、まったく視界に入らなかった。
そんな感じで、サークル時代は妻とまったく話さなかった。
一緒にやってた時間は一年ほどだけど、たぶん話した時間は30分に満たないw
状況が変わったのは妻と元旦那の結婚。
二人が家にきて報告を受けたとき、元旦那のいる前で妻に向かい「考え直した方がいい。絶対後悔するぞ」と真顔で言った。
妻も元旦那も笑っていなしていたが、その忠告は5年後に現実のものとなる。
二人が結婚後、招かれて新居におじゃまするようになり、そこではじめて妻と深く話すようになった。
と言っても、生活観とか家族観とかそういうものだけど。
そこで初めて「ぜんぜん話さなかったけど、案外、価値観合ったのかな」と感じたのは上記の通りです。
結構いい関係が築けてると思ってたし、こうやってこいつらと末永く人生をともにしていくのもいいと感じていた。
五年後、元旦那から、自分の浮気で離婚する、と打ち明けられる。
正直な感想は、ああやっぱりね。だが、口は別のことを告げていた。
「あのさ、恋人が別れるのと離婚とは別なんだよ?
結婚は社会的なもんであって、個人の問題じゃないんだよ?
離婚するってことは、今後おまえがサークル関係の人脈、
すべてなくすってこと意味するんだよ? それわかってんの?」と。
元旦那は苦笑いしていた。その後、一度も会ってない。
結果、妻は出戻った。
事情をぜんぶ把握しているのはおそらく俺一人だった。
そのとき自分の中にあったのは、ただひたすら妻への同情だった。
結婚する前も、結婚後も、妻は元旦那ひとすじだった。
はじめての相手が元旦那で、その相手と結婚したという口だ。
仕事もまじめにやってるし、家事もそつなくこなしていた。
そんなまじめに生きてる妻が、元旦那の浮気で離婚して幸せになれないのなら、それはどう考えても理不尽な話だと思った。
俺の中で、妻の評価は高かった。
まじめで、家庭的で、かわいい。絶滅危惧種の大和撫子、それが自分の中での妻の評価だった。
…が、残念なことに俺の好みのタイプではなかった。
妻はほっそりした小動物系のかわいい子で、俺の好みはむしろ崩れた感じのぽっちゃり系だった。(年を追うごとにその傾向は強くなっていったw)
それでも、妻への同情が止まらなかった俺は、出戻った妻が元のサークル人脈に戻れるように手を回したり、彼氏を作ってやろうと合コンを開催したりもした。
この時点で、妻に対しての下心は一切なかった。
もし下心があったとすれば、妻の会社の同僚の女の子で、彼氏がいない子を紹介してほしいといったところでw
30を越え、俺には彼女がいなかった。
サークルという枠組みをはずれ、仕事仕事で出会いがないと、そうそう彼女を作れるものではなかった。
弟たちが結婚したこともあり、俺ははやりの婚活をはじめた。
妻にもそのことを告げ、いい人がいたら紹介してくれと頼んだりもしたw
妻とはよく二人で遊びにいく仲になっていた。
野球観戦に行ったり、二人で飲みに行ったりもした。
婚活で、結婚というものについて深く考えるようになり、そこでにわかに妻のことが気になり始めた。
相変わらず、自分の中で妻の評価は高かった。
こんな女と結婚すれば男は幸せになれるんだろうな、と思ったりもした。
そのうちに、じゃあなぜお前が結婚しようとしないんだ? という自分会議が始まった。
「いや…でも好みじゃないし」
「好みか好みじゃないかなんて結婚に必要か?もっと大事なことがあるんじゃないか?」
「でも、彼女ならもっと需要のあるところにいった方が…」
「そこで幸せになれるかわからんだろ。なぜ二の足を踏んでる?」
「そもそも惚れてないし、そんな状態で口説くのも失礼かと」
「結婚したら幸せになれると思ってるんだろ?それは惚れてるってことじゃないの?」
「うーん…どうなんだろうなあ」
変な話、自分は妻と結婚したら間違いなく幸せになれるという確信があった。
だが、男のさがというべきか、妻は好みのタイプじゃないという思いもあった。
結局、自分会議の結果、妻にアタックをかけることになった。
何度目かの野球観戦の帰りに、告白した。
「…ねえ、俺、君のこと好きだよ」
「…え? それって友達として?}
「いや、女性として」
「……」
「……」
球場から駅までの15分あまり、無言で歩いた。
「……返事はいつでもいいから」
「……うん」
「というか、返事くれなくてもいい」
「……うん」
一週間後、妻からお断りの電話がきた。
これまでそんな目で見たことなかったし、考えられないとのこと。
もうひとつ、俺が婚活しているの知ってるし、自分が答えを保留して、その進行が遅れるのは嫌だ、とのこと。
相変わらずのまじめちゃんだった。
それから三ヶ月ほど、つかずはなれずアプローチを続けた。
妻には惚れていなかった。それが逆によかったのだと思う。
俺は惚れると周囲が見えなくなるタイプで、相手の心情を慮ることもできず、突っ走ってしまうのが常だったのだが、妻に対しては冷静に対処できた。
三ヶ月後、妻の方から食事に誘われ、そこで再度俺から告白し、OKをもらった。
「一緒にいて嫌じゃないし、(俺の言葉を)信じてみようと思った」とのこと。
半年後、俺からプロポーズして、現在に至る。
結論から言えば、つきあう前に自分が感じていたことは正しかった。
妻はバツイチで、この板的にはいわゆる残飯女だが、俺は別の見解を持っている。
出会ったばかりの頃、妻は甘いだけの葡萄ジュースだった。
それが一回の結婚の失敗を経て醸造され、ワインになった。
元旦那との結婚、それにまつわる修羅場がなければ、俺は妻と結婚していなかった。
その確信がある。
一度の離婚を経て、妻は確実にいい女になった。
元旦那にも感謝してる。
ぶっちゃけ、酒でも飲みながら話したいよ。
できないけどな。けど、俺は幸せだぞ。
おっさんの話に長々とおつきあいいただき、ありがとうございました。
続けたまえ。
妻は今もってタイプじゃないよ。
客観的にみてかわいいとは思うが、性的にもよおすタイプではない。
そのあたりのニュアンス、気団ならわかってくれると思う。
けど、ぶっちゃけ、それがどうしたって話なんだよな。
好みか好みじゃないかなんて、結婚ではそうたいした話じゃない。
今の自分は本気でそう思ってる。
それより重要なことは幾つもあるだろう、と。
子供二人も作っておいてなに言ってんだ、って話だけどなw
コメント
どんな理由述べようが同情がキッカケで恋して結婚したのは事実。
そして前旦那が友達で嫁の全ての初めてを持っていった事は、愛が燃え上がってる時は愛でごまかすが、夫婦が間違いなく辿る道である、愛がしがらみになって一緒に居る事があたり前になって来たら、必ず引っ掛かってくる。