オレの勤務する会社が、彼女の勤める会社に貸し出している機材の調子が悪いということで先方から連絡をもらい、とりあえず挨拶に訪問しようと辿り着いたその会社に彼女がいたんだ。
引用元: ・https://www.logsoku.com/r/2ch.net/cafe30/1145860663/
それ程古い話じゃないんだけど、以前ある取引先の会社に初めて訪問した際に一目惚れをした。
きっと彼女は事務兼受付の様な役割をしていたんだと思う。
オレの勤務する会社が、彼女の勤める会社に貸し出している機材の調子が悪いということで先方から連絡をもらい、とりあえず挨拶に訪問しようと地図を見ながら辿り着いたその会社に彼女がいたんだ。
綺麗な人だった。
目が覚める様な美しさだった。
あんなに美しい人を見たことは後にも先にも無い。
色白で清潔感にあふれ優しい笑顔をしていた。
結局機材は別なものに交換することになり、その絡みでその会社に何度か訪問する必要が出来た。
別に用が無くなった後も新商品の紹介なんて理由つくって、その人の顔を見に行ったな。
そのうちにどうしてもその人と二人で話をしたくなった。
食事にでも誘いたいと思った。
でも会社の中では無理。
周りには別の社員がいる。
取引先だから、そこは慎重になる必要があった。
オレは思った。
もしその会社の近くのどこかの路上で偶然彼女に出会うことが出来たら、その時がチャンスだ。
その後その会社の近くに来る機会があると胸が高鳴った。
それから何ヶ月も過ぎた。
そんな偶然なんてそう簡単に起こりゃしない。
でもその時は来た。
いた!彼女がいる!間違いなく彼女だ!
彼女はお昼休みで、会社の外の商店街に自転車に乗って昼食を買いに出掛けていたのだ。
自分でもびっくりする程、オレはすばやく彼女に声をかけた。
何て言ったんだろう?・・・
きっと、「こんにちは!すみません、ちょっとお時間を頂けますか?」みたいなことを言ったんだろう。
彼女はオレのことをすぐに“取引先の社員の人だ”と判った様子で、軽く返事をして自転車から降りてくれた。
っとオレが仕事上の話をすると思ったのだろう。
オレは、(ここからはよく覚えている)「あのお名前は何というんですか?」(彼女は商談の窓口でもなければ、名札もつけていないのでオレは彼女の名前を知らなかった)
彼女は答えた「○○です」
その時オレの頭にあることがとっさに浮かんだ。(「もしかするとこの人は既婚者かもしれない」)(彼女の年齢は20代の終わりか30代頭位だったと思う)
「あのー、失礼ですがご結婚されていますか?」
「あ、はい」
「・・・」 そう、その時のオレの心境は、→orz ←まさにこんな感じだった。
「そうですか。実を言うと、以前からあなたのことを素敵な方だなぁと思っていて、いつか食事にでもお誘いできたら思っていたんです。でもご結婚されているんでしたら、きっぱり諦めます。」
彼女は申し訳なさそうな顔で聞いていた。
オレは仕事でまた会社を訪問させて頂きますので、今後も宜しくお願い致します、みたいなことを言ってその場を去った。
ただそれだけの話。
なんだか今夜その彼女のことを思い出して切なくなった。
前からこのスレを知っていたので、なんだかここに書きたくなった。
読んでくれた人、ありがとう。
783: 大人の名無しさん 2008/10/25(土) 08:02:20 ID:J9KM6dRb